作品一覧

  • 異文化理解
    3.9
    1巻1,012円 (税込)
    IT、グローバリズムが進み、接触・交流が拡大した「異文化」を私たちは理解しているだろうか。異文化の間での衝突はいまなお激しい。また、ステレオタイプの危険性や、文化の画一化がもたらす影響も無視できない。文化人類学者としての体験や知見を平易に展開しながら、混成化する文化を見据え、真の相互理解の手掛かりを明示する。

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  • 多文化世界
    3.5
    1巻990円 (税込)
    イズムの角逐や苛酷な他者攻撃を経験してきた20世紀を経ながら、新世紀の世界は、宗教・民族間問題の先鋭化と同時に、グローバル化による画一化・一元化に直面している。真の相互理解や協調は可能なのか。その鍵となる「文化の多様性」の擁護をめぐって、理念・現状・課題を、文化人類学者としての豊富な経験・観察と共に具体的に説く。

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ユーザーレビュー

  • 異文化理解

    Posted by ブクログ

    私の周りには仕事柄、沢山の外国人がおり、最近はコロナ禍も明け海外からの旅行客が原宿や秋葉原にひしめいてる。顔だけ見ていると日本人だと思っていても、近付いて連れ立った人との会話を聴いた時に中国人や韓国人と気付く事も多々ある。偶々今日は表参道辺りを歩いていたのだが、少し前から歩いてきた女性2人の会話が如何にも英語か何かに聞こえたので、てっきり海外の人かと思ったら、すれ違いざまに聞こえた会話は確かに日本語だった。私が歳をとったせいだからそう思うのか、日本語にしてはかなり発音も聞こえてくるトーンも崩れて、耳慣れない音に聞こえてしまった。日本語の崩壊が怖い。
    本書を読む以前から、日本と異なる文化への理解

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    2024年03月10日
  • 異文化理解

    Posted by ブクログ

    異文化理解とは何か自分の中で定義ができるきっかけとなる本だった。
    異文化理解とは、自分の殻から出て、その国に染まること。そして自分の国をみて理解すること。

    それぞれの国には必ず急所のような部分があり、そこを押さえることでスムーズな理解ができる。(タイ→仏教など)

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    2022年11月20日
  • 異文化理解

    Posted by ブクログ

    第18代文化庁長官青木保氏が、文化庁に就任される前に書かれた本。筆者の経歴、本のタイトルからして、まさに「異文化理解」の王道の教科書といったところだろうか。

    ”いい意味”で思ったのとは違う内容だった。文章は平易で、実にわかりやすい。異文化理解の概念をただ説明するのではなく、筆者の異文化体験(タイでの僧修行)など、エッセイのような内容も含まれており、楽しんで読むことができる。しかしその一方で、筆者が最初に「文化は重い」と、定義されたところに、ある種のショックを受けた。異文化を理解するということの深さ、難しさについて考えさせられた。グローバル化社会といわれ、誰もが簡単に他国を理解できると思いこま

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    2020年01月02日
  • 異文化理解

    Posted by ブクログ

    入試で、かなり助かった。分かりやすくて、納得しまくった。タイの修行僧の話に、かなり影響受けた。タイ行きたい…。他にもこの人の本を読みたい。

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    2009年10月04日
  • 多文化世界

    Posted by ブクログ

    青木保 「多文化世界」 多文化世界を構築して 文明衝突を避けようとする思考実験の本と捉えた。とても良書〜文化人類学は 世界を変える学問だと思う


    バーリンの文化多元主義(プルーラリズム) と ナイの ソフトパワー論 を主テキストにした2部構成。前半は多文化世界の概要を論じ、後半は どのように文化度を高め、多文化世界を構築していくか論じている


    国際政治学者 ハンチントン が提示した文明衝突論(異なる文明間の衝突は避けられない)に対して、多元主義とソフトパワー論を用いて反論している


    著者の結論
    *現代の国家、社会、人間の取るべき態度は 異文化理解を基礎として、多元主義を認識し、協調と説得

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    2021年08月08日

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