ユーザーレビュー クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか 南部陽一郎 最近、素粒子論の話題がニュースなどで取り上げられ、今一度勉強してみたいと思ったのか、書店で見かけて衝動買いした一冊。著者はノーベル物理学賞の受賞者であり、自分の出身大学と少なからず関係があったため、非常に興味を引いた。 さらに、朝日カルチャーセンターでの大栗博司先生の講座がきっかけで、もう少し現代物...続きを読む理学の世界を知ってみたいとも思っている。 内容は著者が専門として来た仕事の内容について書かれているので、単なる教科書的な感じではなく、なんというか、熱意の伝わってくる書き方の様に感じた。そのせいか、所々は手を使ってしっかり確認しなければならない部分もあり、その辺はきちんと理解出来なかったが、全体的に概念やイメージを頭に描く事は出来た様に思う。大栗先生の著書を並行して読んでいた事も理解の手助けになっていると思う。 実際の粒子の生成の仕方などは、もう少し専門書でしっかり勉強してみたいと思う。専門書が読みたくなる一冊だった。 Posted by ブクログ クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか 南部陽一郎 素粒子論というと、難しい数式ばかりでてくるものを想像する。 厳密な議論を進めることと、全体の流れを掴むことは、別にできることかもしれないと期待できる。 科学者の分かりやすい話は、これから素粒子論を学ぼうという人を増やす効果があると思われる。 Posted by ブクログ クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか 南部陽一郎 昨日、ノーベル賞受賞が決まった南部陽一郎先生のブルーバックスである。 表紙を見て分かるように、これは第2版であり、1997年8月に出版された。 第1版は、1981年に出ていて、11刷まで増版されている。 今回、南部先生がノーベル賞を受賞した『対称性の自発的破れ』についても、もちろん知りたいことと思...続きを読むうが、南部先生を知ろうと思ったら、こちらを読むのがお勧めである。 一足飛びに『対称性の自発的破れ』を知ろうとする前に、素粒子論の入門として、是非これを読んでもらいたい。 Posted by ブクログ クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか 南部陽一郎 素粒子物理学のその基礎と歴史を概観する良書。ただ、色々な言葉、概念が表れてきてだんだんと頭が付いていけなくなる(汗)。ノーベル物理学賞受賞の南部陽一郎先生の著作。 Posted by ブクログ クォーク第2版: 素粒子物理はどこまで進んできたか 南部陽一郎 素晴らしい。後半特に、良く理解したとはとても言い難いが、それでも、それを含めて、とても面白かった。なんでもっと早くこれを読まなかったか。「量子革命」があまりに面白かったので、同様にその先の進展も、全体を俯瞰でき、かつ発展の経緯を詳しく知りたいと思い、物色して出会った本。 素粒子や強い力、弱い力など、...続きを読む今までいろんな啓蒙書で、うわべだけの理解で実はよくわかってなかった、と改めて思った。 Posted by ブクログ 南部陽一郎のレビューをもっと見る