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  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか
    値引きあり
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    一人の天才の独創が生んだ相対論に対し、量子論は多数の物理学者たちの努力によって構築されてきた。その精緻化のプロセスで、彼らを最も悩ませた奇妙な現象=「量子もつれ」。因果律を破るようにみえる謎の量子状態は、どう理解されてきたのか。EPRパラドックス、隠れた変数、ベルの不等式……。当事者たちの論文や書簡、討論などを渉猟し、8年をかけて気鋭の科学ジャーナリストがリアルに再現した、物理学史上最大のドラマ。

ユーザーレビュー

  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

    Posted by ブクログ

    これは面白かった。量子もつれについての解説本だと思って読み出したけど、もっと面白かった。

    私の頭では、誰が何を主張し、誰が何を問題視してるのか混乱したけど(翻訳本ってときどきこうなる。欧米独特?の表現というか言い回しで混乱する)、そんなことに関係なく面白かった。名前をよく聞く物理学者たちが研究室で、散歩しながら、雪山やベッドであーだこーだ。二つの大戦もあったのに20世紀初頭はすごかったようだ。

    いつか読み直したい。

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    2025年05月21日
  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

    Posted by ブクログ

    とても優れた歴史小説。

    量子力学の概念的な概要と寄与した物理学者の名前を知っている人の方が得るものが大きい。

    そうでない人にとっても、知らない国の知らない時代の面白い歴史小説を読んでいたらたまーに知っている人物やエピソードに出会う という楽しみがあると思う。

    資料研究に基づいた実話という立て付けだが、資料記録の表現方法は闊達でほぼ創作の域にある。

    私がこれまでに知っていた量子力学の研究の経緯、特に登場人物間の関係性について、ここまでビビッドに詳細に読めるなんて、、、有難う としか言えません。有難う。

    近年の理論物理領域の書籍の中には、数学で表すのが精一杯だった理論を概念的に説明する事

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    2024年01月14日
  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

    Posted by ブクログ

    20世紀前半の量子力学確立だけでなく、その後の技術への応用を実現したり基礎理論を追求し続けたりする様々な若い世代の姿まで描かれていてとても良かった。ただ、前提知識が全くないと厳しいような、含みをもたせた書かれ方は多かったかも。

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    2024年10月08日
  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

    Posted by ブクログ

    量子論で議論されてきた歴史が、アインシュタインとボーアの対立点、ERPパラドックスとベルの不等式、さらにベルの不等式を破る実験と現代の量子もつれを使った情報理論まで 物語として著されている。数式はほとんどないが、量子論の不思議さは良くわかる。ボーアが相補的と呼ぶ 光子と波、アインシュタインが存在を願った隠れた変数と物理学としての実在。量子もつれや波動関数の観測による収縮は、読み終えても未だ理解できていないが、量子力学はそうゆうものだとして捉えることが、現在の大多数の学者の知恵らしい。ベル曰く、FAPP(For All Practical Purposes)
    実用的な目的には十分である。
    結局、

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    2024年02月03日
  • 宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか

    Posted by ブクログ

    もつれの話というよりは、100年前から最近までの、物凄い量の量子論と物理学者のエピソード集。
    名前しか知らない物理学者たちのキャラクターが伝わってくる。彼らも人間だなぁという感じ。
    ナチスがもたらした災厄も描かれていて、特にエーレンフェストの話は悲しい。

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    2020年03月21日

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