作品一覧

  • 文庫 沈黙の少女
    値引きあり
    3.7
    1巻330円 (税込)
    このラスト、予測不能。 衝撃の展開、底なしの邪悪…、人は平静ではいられなくなる。 ドイツ推理作家協会賞受賞『謝罪代行社』の鬼才が贈る衝撃の罠に誰もがハマる! 冬。ベルリン。闇に消えた子どもたち。ただ一人生還した少女…。凍てつく魂の闇を往く父親の彷徨。今と数年前の「時制」、わたし・彼ら・きみの「人称」、これらの錯綜が読み手を舞台へと引き込んでいく。迷宮の果てに待ち受ける驚天動地の真相とは! 【あらすじ】 雪の夜、ベルリン。13歳のルチアとその弟が何者かに誘拐された。2週間後保護された彼女はそれから6年間、謎の沈黙を守りつづけることになる――。一方、教師のミカはパブで4人の男たちと接触を持ち、仲間として加わることに成功する。それはずっと温めてきた計画の第一歩――ミカを衝き動かすのは、父親としての妄執にも似た狂おしい想いだけだった。予想を超える展開の果てに待ち受ける驚愕の真相とは? 黒々とした衝撃が胸を貫き、腹を震わせる傑作ミステリー登場! (解説・酒井貞道)
  • 走れ! 半ズボン隊
    -
    1巻1,870円 (税込)
    いなか町に住む11歳の4人の少年,ルドルフォ,イスランド,スニッカーズ,セメント.ごくふつうの少年たちが,たまたま出くわしたピンチに,町や学校や列車を救って,一躍ヒーローに! ついたあだ名は「半ズボン隊」──「どうしてかって? それをこれから話すから,ちゃんと聞いてよね」.ドイツ児童文学賞を受賞した,ユーモアあふれる友情と冒険の物語.

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ユーザーレビュー

  • 文庫 沈黙の少女

    Posted by ブクログ

     読み終えた途端に、「彼ら」に関する叙述をすべて読み返した。これまで読んでいたものは自分の読んだと思っていたものと全く違っていたことを知る。それが終盤になってわかる。いわゆるどんでん返し。トリック。叙述と構成がもたらすストーリー・テリングの奇妙に捻じれた世界。

     饒舌な小説ではない。ある緊張感が全編を満たす。日常生活からアウトランドにはみ出した者たち。自由意志であろうと、強制された形であろうと、登場人物のほぼすべてがそのようにカテゴライズできる。

     非日常生活を象徴するのが、冬という季節、凍りついた湖と、その周囲に広がる森、そして古びた小屋。小屋には狭い地下蔵が用意されている。

     小説を

    0
    2019年07月20日
  • 文庫 沈黙の少女

    Posted by ブクログ

    「きみ」「わたし」「彼ら」この3つのパートを繰り返し物語が進む。冒頭の「きみ」で何が起こったの???と引き込まれる。
    「きみ」で語られる登場人物の謎が解き明かされる時、その状況に唖然とする。
    原題は「STILL」。ぴったしだ。

    0
    2023年08月04日
  • 文庫 沈黙の少女

    Posted by ブクログ

    サスペンスなのに文章が格調高くて純文学のよう。ドイツの冬の厳しさが浮かぶようです。でも、そのために結末に来てもすっきりしない感があります。きみ、にとってはラストは良い結末なのでしょうね。

    0
    2019年08月21日
  • 文庫 沈黙の少女

    Posted by ブクログ

    「わたし」と「きみ」と「彼ら」の3つの視点を切り替えることで、「狩り」の話が進む。「狩るもの」と「狩られるもの」が幾重もの重なり、逆転する。
    その構成の巧みさには、敬服する。
    ただ、登場人物に思い入れするのは難しかった。

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    2019年08月15日
  • 文庫 沈黙の少女

    Posted by ブクログ

    一気に読んだのだからページターナーであるには違いないのだけれど、いやあもう年々暴力がつらくなってきてまして。。。

    0
    2019年08月14日

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