グスタフ・マイリンクの作品一覧
「グスタフ・マイリンク」の「ゴーレム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「グスタフ・マイリンク」の「ゴーレム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
20世紀初めのこの小説が、これほどまでに面白いとは思わなかった!
ホフマンやポーの流れを汲んだウイーンの作家グスタフ・マイリンクが1915年に発表した幻想文学の傑作「ゴーレム」。とんでもなく私好みではないか!世紀末から精神世界にのめり込み表現主義が進む当時のウイーンの香り漂うカバラ、錬金術、占星術、神智学など神秘主義の影響を受けたマイリンクが、ユダヤのゴーレム伝説をもとに書き上げ、第一次大戦の最中に大ベストセラーになったという。
ゴーレムといえば1920年の名作映画「巨人ゴーレム」がある。監督はパウルヴェゲナー。ドイツ表現主義の無声映画だ。土塊から作った泥人形にカバラの秘術で命を与え、肉体労
Posted by ブクログ
プラハのユダヤ人街に暮らす宝石細工師
アタナージウスの部屋を奇妙な客が訪れ、
表紙が金属で出来た本を差し出して姿を消す。
それを補修すればいいのだろうと考える
アタナージウスだったが、やって来たのは
三十三年毎に街に現れるゴーレムらしい……。
ゴーレム(golem)はユダヤ教の伝承に登場する
自力で動く泥人形で「胎児」の意。
作者グスタフ・マイリンク(1868-1932)は
ウィーン生まれで、
当時はオーストリア=ハンガリー帝国(1867-1918)の
時代なので、
プラハ(現チェコ共和国)を舞台にした小説が
ドイツ語で書かれたと想像される。
ユダヤ人居住区を指す言葉として「ユダヤ人街」と