ゴーレム

ゴーレム

1,540円 (税込)

7pt

4.2

プラハのユダヤ人街に住む宝石細工師の「ぼく」は、ある日、謎の人物の訪問を受け、古い書物の補修を依頼されるが、客の帰ったあと、彼について何も思い出せないことに気づいて愕然とする。どうやらその男は33年ごとにこの街に出現するゴーレムらしいのだ。やがて「ぼく」の周辺では次々に奇怪な出来事が…。夢と現実が混淆する迷宮めいたこの物語は、第一次大戦さなかに出版され、熱狂的に読まれたドイツ幻想文学の名作である。

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ゴーレム のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月02日

    20世紀初めのこの小説が、これほどまでに面白いとは思わなかった!
    ホフマンやポーの流れを汲んだウイーンの作家グスタフ・マイリンクが1915年に発表した幻想文学の傑作「ゴーレム」。とんでもなく私好みではないか!世紀末から精神世界にのめり込み表現主義が進む当時のウイーンの香り漂うカバラ、錬金術、占星術、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月26日

    こんなのが出てしまったら古書業界はお手上げである。が、読書としては嬉しいような。特に訳が変わったわけでもないらしく、コンパクトにお求めやすくなりました…

    0

    Posted by ブクログ 2017年10月08日

    プラハのユダヤ人街に暮らす宝石細工師
    アタナージウスの部屋を奇妙な客が訪れ、
    表紙が金属で出来た本を差し出して姿を消す。
    それを補修すればいいのだろうと考える
    アタナージウスだったが、やって来たのは
    三十三年毎に街に現れるゴーレムらしい……。

    ゴーレム(golem)はユダヤ教の伝承に登場する
    自力...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年10月17日

    幻想小説はよく「夢」がでてくる。構造としては夢の夢の夢の夢の・・話とかね(笑)主人公の追う幻はヘルアフロディーテを創造しフィナーレを迎える。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月25日

    その象徴表現がわかった/わからなかったで片づけてしまうのは惜しい、小説としても豊かな膨らみがある思弁小説。
    小道具やモチーフが輝いている。
    語り手の意識はほぼ常に昏迷状態だが、混乱が極まる個所が幾つかあり、その筆致が凄まじい。

    神秘主義のごちゃまぜという感じ。
    特にゴーレム伝説よりはドッペルゲンガ...続きを読む

    0

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