私はジャニヲタではありません(診断ではゆるヲタでしたが)。でも、ジャニの歴史年表の隅っこにチラッと書かれていたミュージカル「テニスの王子様」=通称「テニミュ」にどっパマりしたいわゆるイケメン俳優のヲタでした。なので「同じコンサート(舞台)を何度も観に行く」「本人がいないのに誕生会をひらく」「特定のカ
...続きを読むラー(もしくはモチーフ)のグッズまみれになる」「タレント相手にマジで恋する」という帯に書かれた文句がことごとく当てはまってしまったのです。驚き。
結局、最後まで読んでも既視感は拭えませんでした。おまえはおれか。
二次元を相手にヲタクをしていたときは服装とか気にしたことなかったのに、テニミュに行くようになって少しは気を使うようになりました。生まれて初めて自分で髪を巻いてみたりアクセサリーをつけてみたりマニキュアを塗ってみたり。クリスマス公演を観に行くためにオシャレして会社に行って完全に誤解されたり。近くに好きなキャラがかぶる人がいたらライバル心を抱いたり。なぜか急に裁縫に目覚めてオリジナルグッズを作製したり。公演後キャストさんのお見送りのときに好きな子が同じポーズを返してくれただけで泣き崩れたり。アホです。でも愛すべきアホです(自分で言っちゃう)。だって恋するヲトメですもの。いいじゃないですか。今はそこまでする情熱もなくなってしまいましたが、間違いなくあの頃の自分は輝いていたし、最高に人生を楽しんでいたと言い切れます。羨ましいぞ、私!! そして今まさにそういう状態の皆さんがまた羨ましい!! この本を読んで当時のときめきとちょっとした恥ずかしさを思い出しました。あるあるのほうも読んでみたいー。きっとそっちもたくさん共感できそうです。