鵜塚健の作品一覧
「鵜塚健」の「イランの野望 浮上する「シーア派大国」」「ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「鵜塚健」の「イランの野望 浮上する「シーア派大国」」「ヘイトクライムとは何か 連鎖する民族差別犯罪」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
手に取ったときはもっとグローバルな話を想像していたが、本書が取り扱うのは国内の在日コリアンに対するヘイトのみだった。とはいえ内容は濃く、非常に考えされられる内容だった。憎悪のピラミッドによると、差別行為や暴力行為の下地の上でジェノサイドがあるのだという。「何を大袈裟な」とも一瞬思ったのだが、改めて考え直すとたしかにと納得。ネトウヨや陰謀論者はブロックやミュートしまくっているので自分のアカウント上に表示されることはほとんどないが、野放しにしておくのはそれはそれで危険な状態なのかもしれないなあと思った。かといってSNS上で下品なヘイトスピーチを撒き散らす連中を具体的にどうすれば良いか、というのはわ
Posted by ブクログ
極めて不快だった。もっと気分を害する人が出てきてもおかしくないと危惧した。
本を読むだけでそう感じるのだから、ヘイトクライムというのはやはり凶悪でしかない。
元々ヘイトクライムは、黒人差別撤廃を求めた公民権運動が発端で誕生した概念。著者曰く、一般的な定義としては「人種や宗教など特定の属性を持つ個人や集団への差別意識をもとに実行される物理的暴力・いやがらせ・脅迫」を指す。
「ヘイトクライム」と聞くと、自分の場合は海外で蔓延るアジアンヘイトを連想するが、本書は日本国内における在日コリアンへのヘイトクライムに焦点を絞っている。
「私たちの社会は100年の間、一体何を学んできたのだろうか」
読み
Posted by ブクログ
イランという国に馴染みのある日本人はそう多く無いと思うが、カスピ海とペルシャ湾を結ぶ一体に日本の4倍以上の国土、さらには9000万人近い人口を持つ中東最大規模の国だ。世界史好きな人はかつてこの地に存在したペルシア帝国や、サファビー朝、ウマイヤ朝、アッバース朝などアフリカ北部、地中海沿岸までの広大な土地を支配する大帝国のイメージが強いだろう。現在のイランの場所も中東の石油を求める世界各国にとっても、イスラム圏東西の横断にも、交通の要所となっている。石油や天然ガスの埋蔵量はロシアすらも凌ぐほどで、日本人から見たイランのイメージは薄くても、世界各国から見たイランの重要性たるやかなりの存在感を示してい
Posted by ブクログ
ヘイトクライムとは民族差別犯罪の事で、ヘイトスピーチなどがエスカレートしていくうちに引き起こされる。在日朝鮮人への差別がなくならないのはなぜなのか。ウトロ放火事件の犯人は在日朝鮮人に会ったこともなかった。ネットの情報を鵜呑みにして犯罪を起こした。集団化すると事の善悪が判断できなくなってしまう典型。ヘイトを解消するには、正しい情報とコミュニケーションが大事。著書の二人は新聞記者で、差別事件をきちんと取り上げてこなかったメディアの責任に言及している。
どこの国でも差別問題はあるだろうが日本はその解消に向けてどんな努力をしてきたのか。ヘイトスピーチのデモを自分たちの地域に入れさせなかった多くの日本人