冨田ひろみの作品一覧

「冨田ひろみ」の「邂逅」「極夜の灰」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 邂逅
    2.0
    1巻1,119円 (税込)
    シドニーのあるマリーナで、海底からスチール製の収納ボックスが発見される。1メートル四方の箱には、傷だらけの少女の遺体が収められており、周囲から同じような遺体の入ったボックスが20も見つかった。シドニー州都警察殺人捜査課に異動してきた刑事フランクは、新たに相棒になった署内一の敏腕女性刑事エデンと共に未曾有の大量死体遺棄事件を追う。だが、以前の相棒が犯罪者に撃たれ殉職したばかりだというエデンは、何か秘密を抱えているようで――。オーストラリア推理作家協会賞を2年連続で受賞した、鮮烈な警察小説シリーズ開幕!
  • 極夜の灰
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    1967年末。精神科医のジャックはワシントンDCの陸軍病院で、顔と両手を包帯で覆われた男と向かいあっていた。旧知のCIA幹部から、北極圏にある陸軍の極秘基地で発生した火災の調査を依頼されたのだ。発電室で出火し、2名が死亡。重度の火傷を負って昏睡から目覚めたコナーは、唯一の生き残りで、何が起きたのか思いだせないという。同じ火災現場で発見された遺体は、一方はかろうじて人間の形を残していたが、もう一方は灰と骨と歯の塊だった。なぜ遺体の状態にこのような差が出たのか? 幾多の謎と陰謀が渦巻く衝撃のミステリ長編!/解説=村上貴史
  • 楽園
    -
    1巻1,425円 (税込)
    シドニー州都警察殺人捜査課の刑事フランクとエデンは、3人の若い女性の失踪事件を調べ始める。彼女たちの共通点は、ジャッキーという男が経営する農場に滞在していたことだった。日雇いで80人ほどが働く、犯罪者や前科者のたまり場。そこでの凶悪犯罪を暴くため、エデンは変装し、おとり捜査員として閉ざされたコミュニティに潜り込み、フランクは監視チームの指揮を執ることになる。危険と隣り合わせの潜入捜査の行方は――。悪人を狩るためなら手段を選ばないエデンと、彼女の秘密を握る相棒のフランク。オーストラリア推理作家協会賞受賞作!

ユーザーレビュー

  • 極夜の灰

    Posted by ブクログ

    前半は進展無いものの中だるみすることなく後半の二転三転する展開に上手く繋げている。いろんな伏線が自然に回収できており読んでいても無理矢理感は無く記憶に残るストーリーは良かった。

    0
    2025年11月10日
  • 極夜の灰

    Posted by ブクログ

    途中でなんとなく推理ができてしまっても尚、ちゃんと最後まで面白い最高のミステリー。
    展開も読後感も良い。
    読んでいる間とっても寒いが、これは真冬に読むのがおすすめ。
    年末年始にこたつで一気読みしたい本。

    0
    2025年11月08日
  • 極夜の灰

    Posted by ブクログ

    わあ、面白かったよ。久々にページをめくる手が止まらなかった。北極圏のアメリカ基地で火災が発生、2人が亡くなり、1人は重度の火傷を負ってしまう。一体、基地で何があったのか、精神科医のジャックが、生き残った1人と向かい合い、話を聞こうとするが・・・。
    1967年暮れ〜1968年2月まで、時系列に淡々とストーリーが紡ぎ出されていく。太陽が顔を出さない、凍り付く暗闇の世界。そこに3人が取り残された。想像するだけで頭がおかしくなりそう。
    途中、ジャックがミスリードされている?やばいかもと心配になったが、どんでん返しが繰り返し起こり、一気にラストまで読んでしまった。ネタバレになりそうで、あまり書けないが、

    0
    2025年11月05日
  • 極夜の灰

    Posted by ブクログ

    中盤までは、硬派で地味なお話だと思った。私が尊敬する人がお勧めした作品でなかったら、読むのをやめてしまっていたかも知れない。

    中盤以降は最高にエンターテイメントじゃあねぇか! と興奮して叫びだしたくなるくらいにエンターテイメントしていやがった。全部伏線だった。読み進めるほど加速度的に面白くなるタイプのスタンドだった。

    主人公が賢くて勇敢で、常に悲しみを抱えていて煙草が似合って最高なんだ。実写化の際はマッツ・ミケルセンでお願いいたす。

    0
    2025年09月15日
  • 極夜の灰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4.6くらい。

    面白かった。
    ミステリー小説でスリラー寄りだったが、ちゃんとミステリーはしてた。ミステリーファンなら気付く違和感があり、そこにニヤリとする楽しさがあって良かった。

    最初のコナーの正体については、演劇部在籍だった事実から、これは演じてる可能性があるなたとなるし、輸血がうまくいかなかったのは、現場の医者気付けよだし、病室に出入り出来ちゃうのもセキュリティどうなってるんだ、という突っ込みはあるが、年代のせいもあるし、スパイが暗躍している設定なので、まあ誤魔化されてあげようという気持ち。面白かったし。

    本当のコナーが生きている設定だったのも良かった。主人公のジャックがあちこち聞き

    0
    2025年06月11日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!