作品一覧

  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙
    4.4
    1巻506円 (税込)
    「若き詩人への手紙」は、一人の青年が直面した生死、孤独、恋愛などの精神的な苦痛に対して、孤独の詩人リルケが深い共感にみちた助言を書き送ったもの。「若き女性への手紙」は、教養に富む若き女性が長い苛酷な生活に臆することなく大地を踏みしめて立つ日まで書き送った手紙の数々。その交響楽にも似た美しい人間性への共同作業は、我々にひそかな励ましと力を与えてくれる。

ユーザーレビュー

  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    It was just so good…
    一文一文が、とにかく美しかった。
    リルケの幸福論 というタイトルもつけられると思う。
    短いが、ゆっくり時間をかけて読むべきもの。
    そして、リルケの詩を読んでみたくなった。

    「あなたはあなたの孤独を愛してください。」

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    2025年11月03日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    大学の時に読んで、あー、私、生きてていいんだと、涙した本!

    人生は、すべて正しいのです。

    涙したのは、上の一行ではないが、なぜかずっと覚えている。

    つらい思いをしている友人に、同じ一行を書き添えたことは、今でも、?、と同時に、胸が、痛みます。

    0
    2020年08月18日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    リルケ独特の、神聖さを思わせる世界の捉え方と生き方が
    全ての人間のためになるとはいえない。けれども
    真面目な作業に疲れている人にとっては、こういった詩的な文章は心を安らかにしてくれるはず。

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    2015年10月25日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    未知なる「わたし」という
    海へ飛び込もう
    若き人よ
    「わたし」という海を
    どこまでも愛し
    どこまでも豊かにしなさい――

    カミュを読んだ後だと、リルケのことばは祈りにも似たあたたかさや開放を感じる。彼女はカミュを逆を歩んでいるひとだと。
    反抗ではなく、必然。不条理ではなく、性。この性は肉欲ではなく、根源的な何かを求める力。ヤスパースのことばを借りるなら、無制約なものといったところだろうか。
    カミュがひたすらに死に向かっていくことを叫ぶなら、リルケは生に向かって祈りを捧げる。そんな感じ。カミュは、無限に向かい届かないなら、開き直って問わない有限の実存を説いたが、彼女は問いそのものとして生きよと語

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    2015年02月23日
  • 若き詩人への手紙・若き女性への手紙

    Posted by ブクログ

    詩作、女性、孤独、愛、生と死、命名についての考察に感銘。主に若き詩人への手紙の方だった。

    手紙なので、個人的な色彩が出るのはしようがないにしても、時折、噴出する普遍に至る洞察が素晴らしい。

    相手を対等な存在として、文面に敬意が満ちていることにも感銘を受けた。

    文字が小さいのが残念なので、新潮社さん、改版をお願いできないでしょうか?

    0
    2015年02月05日

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