2017年1月にアメリカ、そして各国の未来が決まります。
本書は今行われている予備選挙、これから行われる本選挙についてと、そしてトランプというアウトサイダーの存在について綴られています。
アメリカは世界の警察官を辞めるでしょうが、それでも軍事力と経済力は世界一位であり、これからも強大な影響力を持つ国
...続きを読む家であり続けます。
民主党政権が続いたアメリカは、社会主義的な路線を歩んできました。
外交力は没落し、最悪の結果となっています。
だからといって共和党になれば改善するか、という問題でもありません。
そこで、党に関係なくアウトサイダーとして出馬したトランプとサンダースが盛り上がっているのです。
サンダースは著者の予測通りクリントンに敗れましたが、トランプは本選挙へ進みます。
実際にこの結果を招いているのは、他でもなくアメリカ国民の民意です。
それを現実として受け止め、実際にトランプ大統領となった場合はタフな外交・交渉力が日本にも求められることになる、と真剣に思わされる一冊。