作品一覧

  • あまんじゃく
    3.6
    1巻990円 (税込)
    折壁嵩男は卓越した手術の腕をもつ大学病院の外科医だった。だが親友の医師が不審死を遂げ、上司の圧力で偽りの診断書を書かされたことで、病院を追われる。絶望した嵩男は、弁護士・横倉の仲介で医師殺しを請け負うことに。金儲け優先の手術ミスで平然と患者を殺し、癌患者に望まぬ手術を施し自殺に追い込む―そんな悪徳医師殺害の依頼には、人間の心のより深い闇が隠されていた。心揺さぶる濃密な医療サスペンス連作。
  • ルート246 華麗なる詐欺師・倉田梨り子1 憂さ晴らし、承ります!
    4.0
    1~2巻594円 (税込)
    「真の詐欺師とは、その才能を人の幸せにのみ使うものだ」。伝説の天才詐欺師であり失踪中の父・寛治の“腕前”を継いで、仕返し代行ビジネスを始めた梨り子。情の深さと正義感ゆえ、ときに依頼人に騙されてしまう。だが、父親の知り合いと称する謎のおばちゃまや研介に助けられ、次第に成長していく。華麗な詐欺のセンスとテクニックを駆使して、梨り子が弱者の“憂さ”を晴らしていく、痛快ミステリー連作集、第1巻。

ユーザーレビュー

  • あまんじゃく

    Posted by ブクログ

    漫画的で入り込みやすいエンターテイメント性がありながら、医療現場に疑問を投げかけた作品。法律に守られた社会を生きる人間の露悪的な部分がまざまざと描かれる中、かたや社会の物陰から法律に悖る正義を遂行する主人公……単純な善悪で測れない人間の生き様には惹かれるものがありました。自分や身内が医者にかかった際に、お医者様や医療現場の仕組みに臍を噛む思いをしたことのある人はきっと私のように、元外科医の殺し屋・折壁嵩男に縋りたくなってしまうことでしょう。
    ところで、嵩男の殺しのシーンなどにちょくちょく、えも言われぬ嫣然さを感じてしまうのがまた読んでいて愉しかったです。弱点なんかも愛おしく、わたしにとってはた

    0
    2019年07月27日
  • あまんじゃく

    Posted by ブクログ

    短編集的でありながら最後に色々回収していく感じ。読みやすいのに内容濃くて、描写も想像がしやすい。私好み!!カバーに引かれて買ったけど正解でした。1回読んだはずなのに完璧に結末を忘れていたから新鮮な気持ちで読めました笑

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    2024年03月01日
  • あまんじゃく

    Posted by ブクログ

    連作短編10作品
    医者から殺し屋になった男が主人公
    短編とはいえ10作品なのでボリュームはありました
    どの作品も内容はよかったです
    よく練られていた感がありました
    医療について細かく書かれていたように思いました

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    2021年12月27日
  • あまんじゃく

    Posted by ブクログ

    数か月前(2019.1-2)に、録画してあったテレビ放送された映画で見ました。唐沢寿明が上手な演技をしていました。その周りにいた俳優・女優さんも実力派そろいで面白かったです。

    そういうキャスティングを頭に浮かべながら、その映画の原作となったこの本を読んで楽しみました。出張の帰りの飛行機で楽しく読みました。映画見るより面白かったですね。

    2019年4月28日作成

    0
    2019年04月28日
  • ルート246 華麗なる詐欺師・倉田梨り子1 憂さ晴らし、承ります!

    Posted by ブクログ

    ・人間というのはね、”自分が聞きたいと思う話”に強く惹かれる生き物だ。必要なのは、相手に対する思いやりと創造力だ。

    0
    2009年10月04日

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