藤村いずみのレビュー一覧

  • あまんじゃく
    漫画的で入り込みやすいエンターテイメント性がありながら、医療現場に疑問を投げかけた作品。法律に守られた社会を生きる人間の露悪的な部分がまざまざと描かれる中、かたや社会の物陰から法律に悖る正義を遂行する主人公……単純な善悪で測れない人間の生き様には惹かれるものがありました。自分や身内が医者にかかった際...続きを読む
  • あまんじゃく
    短編集的でありながら最後に色々回収していく感じ。読みやすいのに内容濃くて、描写も想像がしやすい。私好み!!カバーに引かれて買ったけど正解でした。1回読んだはずなのに完璧に結末を忘れていたから新鮮な気持ちで読めました笑
  • あまんじゃく
    連作短編10作品
    医者から殺し屋になった男が主人公
    短編とはいえ10作品なのでボリュームはありました
    どの作品も内容はよかったです
    よく練られていた感がありました
    医療について細かく書かれていたように思いました
  • あまんじゃく
    数か月前(2019.1-2)に、録画してあったテレビ放送された映画で見ました。唐沢寿明が上手な演技をしていました。その周りにいた俳優・女優さんも実力派そろいで面白かったです。

    そういうキャスティングを頭に浮かべながら、その映画の原作となったこの本を読んで楽しみました。出張の帰りの飛行機で楽しく読み...続きを読む
  • ルート246 華麗なる詐欺師・倉田梨り子1 憂さ晴らし、承ります!
    ・人間というのはね、”自分が聞きたいと思う話”に強く惹かれる生き物だ。必要なのは、相手に対する思いやりと創造力だ。
  • あまんじゃく
    藤村いずみの連作ミステリ短篇集『あまんじゃく』を読みました。
    ここのところ、国内の作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    親友の医師の死を隠蔽した医局への怒り、末期がん患者を救えなかった自分への怒り……医師の折壁嵩男は、自分と同じように医療に絶望した人たちを救う...続きを読む
  • あまんじゃく
    仕事や手先は器用なのに生き様が不器用な元脳外科医の殺し屋。有能な医者だった彼が活躍するミステリー仕立ての社会派小説。

    どんな業界にも歪んだ事情や黒い話はあるでしょうし、そういった暗部に紛れて美味しい思いをする連中はいるのだと思います。そして、それら煽りを食うのはいつだって業界で一番弱い存在になりま...続きを読む
  • あまんじゃく
    元医者の殺し屋が主人公の短編集?
    読んでいてあまり楽しくなかった。この先どうなるのだろう?とかのハラハラやわくわく感があまり湧いてこなかった。1話1話完結しているので、まだ読めたけど、読み終わるまでが少し長く感じた。
    以前テレビ東京でスペシャルドラマやった時に録画していたので、あとで観ようと思う。小...続きを読む
  • あまんじゃく
    殺し屋が主人公の連作短編。人情噺なのかグロなのかどんでん返しなのかがいまいちハッキリしないまま淡々と進んでしまった。後半ちょっと巻き返したけど。もっと振り切っちゃってよかったのに。