作品一覧

  • 伯爵と秘密の小部屋で
    -
    19世紀初頭、秘密にあふれた英国マナーハウスを舞台に、1冊の本が、薄幸のヒロインを真実の愛へ導く――。 美しき郊外に立つ瀟洒な館、ソーンクリフ。両親らとしばらくそこに滞在することになったクロエは、亡き祖父の旧友から頼まれ事をしていた。館からある1冊の本を捜してきてほしいというのだ。その本があれば祖父の死の謎がわかるかもしれない――そう聞かされ、クロエが図書室を探っていると、同じく館を訪問中のウッドフォード伯爵にでくわす。不幸な生い立ちの伯爵は、見目麗しくもどこか陰のある男。どぎまぎしつつ、あたりさわりのない会話をしたクロエだが、まさか伯爵も同じ本を捜しているとは、そのときは思いもせず……。
  • 子爵と孤独な花嫁
    4.0
    意に染まぬ結婚さえも、彼女は拒むすべがない――不遇の令嬢に訪れた、奇跡のシンデレラ・ロマンス。 継母に疎まれ、異母妹たちのために裕福な男性と結婚することを期待されている令嬢サラ。社交界シーズン真っ盛りのある日のこと、サラたちは一家そろって郊外の瀟洒な館ソーンクリフへ休暇に訪れる。そこで両親の選んだ“有望な独身男性”と初対面し、サラは打ちのめされた。相手は親子ほど年の離れた年寄りで、好色な目を向けてきたのだ。結婚とは名ばかりで、売り払われるも同然だわ。悲嘆に暮れていたとき、同じく館に滞在中のスペンサー子爵と出会う。サラの胸はときめくが、彼女には幸せな結婚など望めない理由があって……。 ■広大なお屋敷、ソーンクリフ・マナーを舞台に繰り広げられる、華麗なリージェンシー・ロマンスをお届けします。ヒロインのサラは親の決めた相手との結婚を迫られた令嬢。それも相手の男性は親子ほど年が離れ、好色で卑劣。サラは嫌悪感をおぼえますが、ある事情からこの結婚を断るすべはありません。一方、同じ屋敷に滞在するスペンサー子爵は、独身主義なのに母親からも5人の妹たちからも結婚を急かされて辟易しています。偶然サラと知り合った子爵は、彼女を助けたいと思うようになりますが…。子爵のまわりで活躍する妹たちがとってもキュート。ぜひ縁結びに奔走する彼女たちの視線でお楽しみください。

ユーザーレビュー

  • 子爵と孤独な花嫁

    Posted by ブクログ

    2年前の過ちのせいで外見、内面共に最低最悪の中年男との結婚を余儀なくされたサラ。愛した女性に手酷く裏切られ女性不信になったスペンサー。言い争いをキッカケに会話を楽しみ、恋を意識し始めるがお互いにどうしても結婚はできず…。ハムスターのお家と四葉のクローバーのエピソードがたまらなくジーンときた。サラの過ちは当時では致命的で、打ち明けられたスペンサーが怯むのもうなづける。即断するのではなく、それに伴う貴族としての責任や自分の気持ちにじっくり向き合って決断した所に人間としての良さを感じた。ラストに賑やかなスペンサーの家族も◎

    0
    2018年03月20日
  • 子爵と孤独な花嫁

    Posted by ブクログ

    〈ソーンクリフ・マナーの秘密〉シリーズ第一弾 初作家さん 面白かった さくさく読める
    ヒーローの母親と妹たちがh/hをくっつけようとする
    ヒーローの妹たちが「兄ちゃん頑張れ!」と全力で応援する ヒーロー弟は冷静に兄にアドバイスする
    ヒーローがヒロインにハムスターのおうちプレゼント ヒロインもお返しにプレゼントー必死で探した “四葉のクローバー” イイネイイネ 応援したくなるh/hだった 

    0
    2016年06月01日
  • 子爵と孤独な花嫁

    Posted by ブクログ

    2.9
    サラとスペンサー
    サラのあからさまに不幸と不満を背負った態度がリアリティあるけど、読者としてはゲンナリするかな。
    もうちょいメリハリが欲しい。

    0
    2016年02月10日

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