作品一覧

  • すぐそばにある「貧困」
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    ふとしたことから路上支援に携わることになった、20代にしてNPO法人「もやい」理事長の著者が、これまで相談にのってきた生活困窮者一人ひとりの人生を通し、日本に蔓延する見えない貧困の実態に迫る。 子どもや女性といったわかりやすいテーマに留まらず、一見自己責任に思えてしまう、だからこそ誰もが陥る可能性のある貧困にスポットを当てた衝撃のノンフィクション!

ユーザーレビュー

  • すぐそばにある「貧困」

    Posted by ブクログ

    難しい言葉を使わずリズムが良く、一章も短いので自分のような知識のない者にも分かりやすかった。中学生以上なら読めると思うので、是非お勧めしたい。

    余談ですが、筆者の大西連さん、麻布学園出身なんですね。進学しないのはかなり珍しかったと思いますが、いわゆる地頭の良い方なんだろうなと、この本を読んで思いました。

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    2022年12月04日
  • すぐそばにある「貧困」

    Posted by ブクログ

    身近にある多くの要因が重なり働きたくても働けない状況から住む場所を持つ事ができない人がいる事が分かった。
    そして簡単では無いけど、大西さんの活動により、困った人が一人でも社会保障にたどり着ければとも思った。
    もう一つは、人には居場所が必要なんだなぁ
    2021.8.22

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    2021年08月28日
  • すぐそばにある「貧困」

    Posted by ブクログ

    積読解消プロジェクト遂行中。

    本書の中に出てくる湯浅誠さんのお話を伺う機会があり、確かそれをきっかけに手に取った本だったと記憶してます。ずいぶんと積読してしまいました。

    貧困は、日本に、しかもかなり身近に存在しています。それは間違いありません。
    それを直視できるかどうか。身近な、あるいは我が事として考えられるかどうか。

    我が家は、世帯収入だけ見れば貧困にはあたりません。
    だからと言って裕福な家庭とは言えないし、収支で見ればかなり厳しいやりくりを強いられています。一時期は心療内科の症状で病休も取り、ますます厳しさも増しました。
    そういう状態で読んでいるからか、全く他人事とは思えません。むし

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    2019年06月13日
  • すぐそばにある「貧困」

    Posted by ブクログ

    経済大国ニッポン!
    などと言われつつも実は日本人の6人に1人は「貧困」に陥っているという

    その「貧困」の現実はよくわかっていない人が多い

    「生活保護をうけるということ」
    「なぜホームレスの人は簡易宿泊所を紹介されても行かないのか?」
    「働けるのに働かないってなまけものなんじゃない?」
    とか…

    「貧困」を知らない人はその現実を知らない。
    いや、考えていないし、知る必要もないと思っているのかもしれない。
    とエラそうに書いている私もその一人なのかもしれない

    病気や近親者の暴力、リストラなど…
    ふとしたことから人は「貧困」に陥る
    そしてその可能性がある
    それは誰にでもあり
    他人事ではない

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    2019年02月28日
  • すぐそばにある「貧困」

    Posted by ブクログ

    一気に読んでしまった。本当に身近な貧困問題、考えさせられた。ここ数年貧困を理由に生活保護を受けることなく亡くなるというニュースを聞く度に、なぜ?と心が痛む。生活保護を受ける権利があるのに、ほんの一部悪質な不正受給者の問題から、全てが不正だと言わんばかりの報道や政府の生活保護制度削減などでのしめつけ、制度がただしく説明されてないために生じる誤解、受けることへの抵抗感、世間の偏見などがこの問題をますます複雑にしてる。6人に1人が貧困という現実。一度貧困に陥るとなかなか抜け出せない穴のような、存在。今必要なことはその貧困の現実を知ること、そして自分には、何ができるかを考えたい。

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    2015年12月04日

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