今月(10~11月)は学研の「まんがで読む古典」借りまくりで、いろいろ読みました。
「南総里見八犬伝」もかなり長い話のはずで、「源氏物語」以上に「ちゃんとまとまるのか?」が心配な一冊でした。
私にとって「源氏物語」との大きな違いは「詳しい話はわからない」ということ。タッキーのドラマや角川映画で見
...続きを読むたけど詳しい話はあまり・・・
そんな状態で読んでみました。
なんか無理ムリ感はありますが、うまくまとまっているほうなのかな?という気がします。
第1章が里見の話で伏姫が死んで八つの玉が飛んでいくところまで。第2章は八犬士の一人・親兵衛の話。第3章はその他八犬士の話。ラストに関東大戦の話・・・となっています。
これを読んでやっと、タッキーのドラマは犬塚信乃の話で、角川映画で真田広之が演じたのは親兵衛だったことを思い出しました。(でもこの本では親兵衛は子どもだったけど・・・?)特に第3章は12年前だったので、「ああ、こんなシーンあったなぁ」と思いつつ読みました。
あと、このシリーズの他のもそうですが、解説が秀逸です。今回は各登場人物プロフィールが載っていて、読みごたえがあります。
でも。
今回反省したことが。
分かりにくい古典をマンガで読んで知ろう!と思ってここ最近あらゆる古典をマンガで読んでますが、結局、深いところまでは分からないのと、作者や解説者、監修者のフィルターを通した解釈や構成なので、ホントにその作品を知ろう、味わおうと思ったら原典を読むしかないんですよね。
河出書房や講談社の文庫、岩波文庫にお世話になるのがいいのかも・・・と思うけど大変だーーー
あと、私はやはり、冒険ファンタジー系(タイムトラベル系除く)は合わないなと思ったかな。古典だったから読んだけど、これが現代フツーに出版されているファンタジーものだったらきっと読んでない。