ちゅーばちばちこの作品一覧

「ちゅーばちばちこ」の「金属バットの女」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 金属バットの女
    3.5
    1巻484円 (税込)
    5月のクソ暑い日、ど田舎の駅のホームで世界一可愛い女と出会った。次の日、夕方に目覚めると家族が殺されていた。親父、かーちゃん、兄貴、妹、じじぃ。全員だった。そんで、そこには金属バットを持ったあの世界一可愛い女が立っていた。驚くことにそいつは『試験官』っていう世界を滅ぼす化け物から人類を救う選ばれた女って話だった。

ユーザーレビュー

  • 金属バットの女

    購入済み

    理想と現実で揺れた意欲作

    世界を破壊する怪物とそれを守る力を持った少女と見守る少年。
    ラノベ界でよくある形であったセカイ系のアンチテーゼの物語である。
    そもそもセカイ系が男が迷いなく戦いヒロインを助ける物語のアンチテーゼであり、それのさらなるアンチテーゼと化したこの作品は恋心というか超常そのものへのアンチを投げかけている。
    しかし、メタフィクションへと完全に移行させるのは嫌っているようで、主人公が亡霊のように死人に対する葛藤を引きずる部分は今作をフィクションとして成り立たせている。
    世界を護る可愛い美少女というヒロインに欠点(家族殺し)があっても主人公は恋せねばならないのだろうか。結局世界の滅亡をかけた現実感の

    0
    2020年08月16日
  • 金属バットの女

    Posted by ブクログ

    平々凡々な人間が現実離れした特殊なヒロインと出会っても、何の物語も生まれない事を200ページ使って説明した意欲的な作品。ジャンルはいわばセカイ系に属するもので、「試験官」と呼ばれる謎の怪物の脅威に怯える世界……は一切描写されず、中間世界をすっ飛ばし、ただひたすら殺戮系メンヘラヒロインと平凡な主人公の生活が延々と続く。波乱も起伏もなく、時折クソガキと呼ばれる超得した存在がメタフィクショナルに茶々をいれるものの、基本的には何も起こらず、主人公二人は騒動の渦中にいながらにして無関係という、虚無的な立ち位置のまま話は進んでいく。ラノベ読者にありがちな妄想をそのまま文章に起こしつつ、ただ現実化しただけで

    1
    2019年05月28日

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