作品一覧

  • 中東和平構想の現実
    4.2
    1巻902円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界中で噴出する国際紛争。そのなかでも最も根が深く、長きにわたり未解決のままであるパレスチナ問題。その主役として国造り運動を率いてきたアラファト。四〇年におよぶ彼の軌跡を追い、中東百年紛争のなかではたした歴史的役割を描く。「二国家共存」の思想・構想はどのようにして生まれ、これからどのような展望がありうるのだろうか。

ユーザーレビュー

  • 中東和平構想の現実

    Posted by ブクログ

    [その長き、深き苦悩]数々のイニシアティブや交渉が重ねられながらも、未だに解決に至っていないパレスチナ・イスラエル間のいわゆる中東和平問題。故アラファト議長を記者として間近で観察した著者が、その問題の根を探るとともに、今現在、何がパレスチナの地で起きているのかをつぶさに追った作品です。著者は、時事通信社ベイルート支局などで勤務された経験を持つ森戸幸次。


    特にパレスチナ側からの視点で近年の情勢がコンパクトにまとめられており、非常に勉強になる一冊です。イスラエル・パレスチナ間の問題だけではなく、パレスチナ側の内部事情まで踏み込みながら、動向の移り変わりをまとめている点が特に有意義に感じられまし

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    2016年02月26日
  • 中東和平構想の現実

    Posted by ブクログ

    10年以上前なので最近の動向はもちろんフォローされていませんが、今のガザの戦争の背景を知る上で参考になりました。

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    2023年12月01日
  • 中東和平構想の現実

    Posted by ブクログ

    結構前に読んだ本。読書メモがでてきたので思い出しながら&読み返しながら書いてみる。
    この本で一番印象に残っているのはイサム・サルタウィの箇所である。
    共存思想を生み出した人物が、いかに周りを巻き込もうとし、つぶれていったかが描かれている。
    共存思想のようなものをもって、対立集団と近づこうとする人や、政治改革に大きく舵を取るってどこの国にでも結構いるけど、なかなか日の目を見ないね。

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    2014年01月07日
  • 中東和平構想の現実

    Posted by ブクログ

    長年中東に関わってきた著者が中東の和平構想だとかプロセスの変遷について述べる。
    アラファトやサルタウィといった活動家、冷戦後の中東紛争、ハマスやファタハやヒズボラなんかのパレスチナの政治力学、パレスチナ自治の現実、アラブ民主革命についてなどなど。
    ちょうど執筆された時期がおれがアラブ諸国を巡ったタイミングとかで、当時読んだら多分相当面白かったと思う。今となってはわずか二年間でいろいろ変化があったので現在形で書いてる情報は古くなってしまっているが、だいぶ面白かった。

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    2013年12月06日
  • 中東和平構想の現実

    Posted by ブクログ

    よくまとまっている。

    巻末付録に、オバマ大統領カイロ演説(2009,アズハル大?)があったが、(国内を意識したと思われるアメリカNo.1発言以外)、これこそ、平和を導く姿勢だと感動した。

    演説原稿作成者がオバマなのかブレーンなのかわからないが、これが少しでも、アメリカの指針となることを望む。
    まずアメリカから、この演説を国民にいきわたらせて欲しい。ユダヤ系もパレスティナおよびアラブ系も、その他難民を沢山抱え、そして、多くの分野で主要国である事実に変わりないのだから。

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    2012年01月19日

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