クラウドを活用しながら環境に配慮したモノづくりを進めていくことで,キャッシュ化速度が向上し利益を生む,というのが本書での一貫した主張.
環境に配慮したモノづくりと一言に言っても,そこで配慮される項目は多岐に渡る.製品使用時エネルギーの低減,製造プロセス中のエネルギー消費の低減,原材料の消費量低減,調
...続きを読む達部材の製造プロセスの中での環境負荷の考慮,リサイクルなどである.また大きな組織の中で一丸となって環境配慮を推進していくための経営手法についても触れられている.
控え目に言ってなかなか読みにくい本で最初は内容が全く頭に入ってこなかった.前半はかなり抽象的な表現が多く,言葉の定義も曖昧である.後半(第5章以降)は具体的なパナソニックの個別事業や製品について触れたトピックが主となっているので,後半から読み始めた方が理解し易いかもしれない.