”国民ID”、今までに幾度となく議論にあがり、その度に頓挫してきた制度です。
曰く「監視社会への道筋」、曰く「国民総背番号に基づく管理社会化」、曰く。。
本書では、”消えた年金問題”や”東日本大震災時の行政不全”を題材に、
また、諸外国での運用状況も交えながら、問題点と対策を丁寧にわかりやすくまと
...続きを読むめています。
個人的には、見られて困るものもないですし、国民ID化は賛成です。
今は身分証明書といえば、運転免許書や健康保険証ですが、万民が持っているわけでもないですし。
本文でも指摘されていますが、明確に”自分”が定義されると困る”既得権益者”、
その勢力の見えない抵抗が強いのでしょう、、脱税や資金洗浄、不法滞在等々。。
私の父は国税専門官でしたが、よくこぼしていました、
脱税者とのイタチごっこは毎度のことだが業種は偏っているなぁ、と。
なお、”セクトラルモデル”を志向した情報連携基盤の構築ってのは、
一応ICT業界に身をおくものとしては”情報をつなぐ”との観点でも興味深いです。
まずは身近なものから”つなぐ”事を模索してみるのも、面白そうです。
”クラウドコンピューティング”のキーワードも散見されましたし、ふむ。