吉田孝の作品一覧
「吉田孝」の「古代国家の歩み 倭から日本へ」「よく釣れる! テンカラ釣り入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「吉田孝」の「古代国家の歩み 倭から日本へ」「よく釣れる! テンカラ釣り入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「天皇」という呼称は何故生まれたのか。「王」とはどう違うのか。何故こんなに続いてきたのか。「象徴」としての意味合いは具体的に何を指すのか。
これらの問題は日本国内だけにその原因があるわけではない、ということ。東アジア圏内の日本(という国)のありようを考察して初めて、その回答を得られるということが解説されている。
天皇制の特殊性を他国との比較の中で、歴史的に見ていくことで、日本人の排外意識(排外意識そのものは世界中にあるけれど、日本ならではの特殊性)や極端な地域的中央集権の理由までもが理解できる。
新書版でありながら、とても充実した内容だと思う。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「天皇」という語が初めて使われたのはいつか。
「女帝」はどのような背景のもとに登場したのか。
「王統」はどのように受け継がれてきたのか。
練達の日本古代史研究者が、東アジア世界との関係を視野にいれつつ、卑弥呼の時代から現代までを通観し、「天皇」の歴史をたどる。
この列島の王権のありかたを考えるための基本書として最適。
[ 目次 ]
序章 天皇は「王」ではない
1 倭王の時代
2 「王」から「天子・天皇・皇帝」へ
3 唐風の王権への模索と底流
4 東アジアの大変動と古典的な国制・文化
5 武家の台頭とモンゴルの襲来
6 近世の天子と将軍
終章 近代天皇制の諸問題
おわりに 国際的