配信予定・最新刊

作品一覧

  • 古代国家の歩み 倭から日本へ
    NEW
    -
    1巻2,200円 (税込)
    「日本的」世界は、こうして生まれることになった。 大陸の統一帝国出現は、倭と呼ばれる小国を政治変革へと突き動かす。 彼らは緊迫する東アジアを生き抜くべく、律令という先進的統治システムを必死に学び、土着的な氏族制社会の上に接合させた。 「日本的」な国制と文化は、なぜ、いかにして生まれたのかを深く問い、大化の改新からの二五〇年の骨格を鮮やかに描き出す、 不朽の歴史像。 解説:大隅清陽 【本書より】 大宝律令は、当時の日本の社会から隔絶した高度な統治技術をふくんでいた……支配層による統治技術の「先取り」は……早熟的な国家を生みだした……律令国家には、中国的な律令制と、大和王権に由来する氏族制とが重層しており、あえて図式化すれば、律令国家は「律令制」と「氏族制」の二重構造としてとらえることができる…… 【解説より】 本書において吉田は、概説書ならではの試みや冒険も随所でおこなっている。それは主に、日本の古代国家と近代の国民国家や天皇制との関係を問うもので、端的に言えば「日本とは何か」「天皇とは何か」という二つの問いに集約される。 【本書の内容】 はじめに 宮中のクーデター 新しい国制の模索 亡国の危機 内乱の勝者 律令国家の構想 平城京の建設 大仏開眼 天平びとの愛と死 ゆれ動く天皇観 平安京へ 古典的な国制と文化 おわりに 参考文献 解説 「日本」への果敢なる問い(大隅清陽) 年表 索引 *本書の原本は『大系日本の歴史』第3巻として1988年2月に小学館より刊行され、1992年に小学館ライブラ リーに収められました。今回の文庫化にあたり、副題「倭から日本へ」を新たに付しました。
  • よく釣れる! テンカラ釣り入門
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1000人以上に教えてきたエキスパートが手ほどきする、だれにでも釣れるコツ。 初めて始める人も、もっとテンカラ釣りを極めたい人も。 「釣る」ことに焦点を当てた体系だった解説が分かりやすい! ■内容 テンカラ釣りとは。 第1章 テンカラ釣りを楽しめる釣り場と渓流魚 渓流こそがテンカラ釣りの舞台/美しき渓流魚が相手/渓流釣りのルールとマナー 第2章 テンカラ釣りの毛鉤を知る 毛鉤とは? /沈む毛鉤の重要性/誘いの逆さ毛鉤/吉田毛鉤 ~代表的な4パターン~ 第3章 テンカラ釣りの道具と仕掛け テンカラ釣りの装備/テンカラ釣りの仕掛け/テンカラ竿の選び方(長さ) /テンカラ竿の選び方(調子) /メインラインの選び方、など 第4章 キャスティングから魚のキャッチまで キャスティング練習の準備/キャスティングの基本1 振るタイミングを覚える/キャスティングの基本2 振り幅をコンパクトにする/キャスティングの基本3 振り幅に角度をつける/ロールキャストは役に立つ、など 第5章 テンカラ釣りのポイントと釣り方 ポイントの名称/バブルレーンを見極める/魚を探す基点1 開けた本流編/魚を探す基点2 岩がごろごろの渓流編/安全な徒渉/立ち位置とアプローチ、など 第6章 さらに釣果を伸ばすコツ 釣果をアップする効率化/先行者がいる場所の釣り方/ライン処理に気を配る/流れの速い岩盤の釣り方/放流魚の釣り方 第7章 テンカラ毛鉤を巻く テンカラ毛鉤を巻く道具/毛鉤の材料/普通毛鉤の巻き方/逆さ毛鉤の巻き方/沈むビーズヘッド毛鉤の巻き方 入門者が少し戸惑うテンカラ用語集 もっと知りたいテンカラ釣りコラム 山釣りとの相性と備え/フライとテンカラの違い/リスクマネジメント/教え上手・教わり上手になる/管理釣り場は練習に最適/私のテンカラ釣り教室 ■著者について 吉田 孝(よしだ・たかし) 東京都奥多摩町の管理釣り場TOKYOトラウトカントリーや南会津の自然渓流等、各地で精力的にテンカラ釣り教室を開催。 延べ1000人以上にテンカラ釣りを教え、その魅力を伝えてきた「テンカラ釣りの伝道師」。 また、メーカーのインストラクターとして、テンカラ釣り道具の開発にも関わる。 吉田毛鉤代表(http://yoshidakebari.jugem.jp/)。 YouTubeチャンネル「吉田毛鉤ラボ」では、テンカラ釣りを通して渓流釣りの心地よさを発信中。
  • 歴史のなかの天皇
    4.2
    1巻902円 (税込)
    「天皇」という語がはじめて使われたのはいつか? かつての女性天皇はどのような背景のもとに登場したのか? 1度も「王朝交代」を経ずにきたこの列島の王権のありかたは、世界的にもまれな歴史をもつ。東アジアをはじめ諸外国との関係も視野にいれつつ、卑弥呼の時代から昭和まで、「天皇」の系譜を1冊でたどる。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 歴史のなかの天皇

    Posted by ブクログ

    日本の歴史および天皇と朝廷、幕府などの関係、皇后、皇太子などの歴史変遷、古代から近代、現代に至る総括的な内容がまとめられていて今まで読んだ中では最もわかりやすい。

    0
    2023年02月10日
  • 歴史のなかの天皇

    Posted by ブクログ

    「天皇」という呼称は何故生まれたのか。「王」とはどう違うのか。何故こんなに続いてきたのか。「象徴」としての意味合いは具体的に何を指すのか。

    これらの問題は日本国内だけにその原因があるわけではない、ということ。東アジア圏内の日本(という国)のありようを考察して初めて、その回答を得られるということが解説されている。

    天皇制の特殊性を他国との比較の中で、歴史的に見ていくことで、日本人の排外意識(排外意識そのものは世界中にあるけれど、日本ならではの特殊性)や極端な地域的中央集権の理由までもが理解できる。

    新書版でありながら、とても充実した内容だと思う。

    0
    2022年02月10日
  • 歴史のなかの天皇

    Posted by ブクログ

    天皇制の歴史の概説。広い視野で書かれながらもシンプルにまとまっていて入門書に適している。あくまで入門書なので、物足りないところ、説明の省かれたところは多々あるが、まあそれを自分で調べていくのが学問だしいいと思う。

    0
    2015年06月05日
  • 歴史のなかの天皇

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    「天皇」という語が初めて使われたのはいつか。
    「女帝」はどのような背景のもとに登場したのか。
    「王統」はどのように受け継がれてきたのか。
    練達の日本古代史研究者が、東アジア世界との関係を視野にいれつつ、卑弥呼の時代から現代までを通観し、「天皇」の歴史をたどる。
    この列島の王権のありかたを考えるための基本書として最適。

    [ 目次 ]
    序章 天皇は「王」ではない
    1 倭王の時代
    2 「王」から「天子・天皇・皇帝」へ
    3 唐風の王権への模索と底流
    4 東アジアの大変動と古典的な国制・文化
    5 武家の台頭とモンゴルの襲来
    6 近世の天子と将軍
    終章 近代天皇制の諸問題
    おわりに 国際的

    0
    2011年05月16日
  • 歴史のなかの天皇

    Posted by ブクログ

     さくさくと読める「天皇」の通史。

     特に専門の古代史は、東アジアとの関係を交えながら、大陸の王権との類似・相違を描く。
     王権の相続パターンや臣下との関係など、時代によって変遷しながら天皇制を支えるシステムが平易に説明されている。

     ただし、近代天皇制に関しては、ページ数の関係もあろうが、かなりあっさりで、個人的には物足りなさを感じる。
     最近の、皇室典範改正問題等で、天皇制について少し興味を持った人が読めば、面白いのではないかと思う。

    1
    2010年02月07日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!