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ユーザーレビュー

  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    フランス革命後の流れで問題になってくる人口論(マルサス)。そこと帝国主義の問題が重なっているとわかった。

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    2024年10月17日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

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    ホブソン、レーニンに先駆けて書かれた「帝国主 義論」の嚆矢。仏訳もされ、基本文献として高く 評価されている。師・中江兆民の思想を踏まえ、 徹底した「平和主義」を主張する「反戦の書」。 大逆事件による刑死直前に書かれた遺稿「死刑の 前」を収録。

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    2015年06月01日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日清戦争後に書かれた著。

    帝国主義とは愛国心を縦糸とし、軍国主義を横糸として織りなされた政策である。帝国主義の隆盛により、軍費は天井知らず。金持ちは戦えば益々富が増え、一方貧民は何も得るところなく、ただ国家のために戦い奴隷(のような)境遇に見を鎮めるだけである、にもかかわらず敵を討伐したという過去のむなしい栄光にすがって甘い自己満足に浸る。

    これは現代日本とまったく同じ状況なのではないか?

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    2015年09月23日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    100年以上前の社会主義運動家の著者が書いた帝国主義の時代の批判であり、帝国主義とは何であるかというものを書いたもので、彼が国家により抹殺される(処刑:死刑)寸前に獄中で書いた死刑の前という未完の二編が収められている。

    読んでいて思ったのだが、今の時代(安倍内閣)に押し進められていることなどが実に合致すると感じた。

    軍備拡張の動機として
    政治家が軍備拡張を押し進めようとする動機は、一種の狂気、意味のない誇り、好戦的な愛国心であり、それがすべてである。また、軍人がたんに事件やさわぎの起こることを望み、多くの兵法・戦略をもてあそぶということもある。あるいは、武器や食料そのほかの軍需品を提供する

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    2015年08月15日
  • 二十世紀の怪物 帝国主義

    Posted by ブクログ

    この作品が世に出たのは1901年。日清戦争に勝って、日本が帝国主義まっしぐらのときだ。この時点で帝国主義を分析したことの凄さ。レーニンよりも早いもんね。公正な富の再分配を行わず、簒奪の手法でしかない帝国主義を批判している。
    と、そんなことより、この批判が現在の日本、特に政治に対して正鵠を得ているので、結果としてとても分かりやすい。今の世界も植民地問題は表に出なくなったけど、資本を介在とした帝国主義そのものなんだと分かるんだ。

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    2015年05月31日

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