櫻井光行の一覧
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ユーザーレビュー
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・シニア層の特徴を「義務と責任からの解放」と捉えると年齢で分類できない。
・人間の生活行動のほとんどは無意識に行われる→購買理由はほとんどが「何となく」だ
・仮説を検証する定量調査には意味があるが、商品が売れない、広告が効かないと悩むマーケターにとっては検証に値する「仮説」を発見、創造するほうがよほ
...続きを読むど大事だ。
・習慣になっている行動は大きな需要が期待できることは言うまでもない。
・生活者の気付きを得ていくための当たりをつけるのに、生活者二次データは意味を持つ。
・出産、子育てというライフステージの転換が、コーヒー飲用の習慣化を促している。
育児中のママの「一区切り」にコーヒー飲用の習慣が定着している
「リラックス」と同時に「リフレッシュ」「ウォームアップ」「エンカレッジ」効果を求める
・シニアがよく歩き、散歩を好むのは、こんな自然の運行リズムを感じ始めるから。
Posted by ブクログ
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入社以来BtoBの世界に身を置いてきたが、今年の1月から初めてBtoCを対象とすることになった。今まで、BtoBとBtoCの一番の違いは、顧客がそこにいるかどうかだと思う。法人営業は、お客さまが意識しているかどうかは別にしてもお客さまが置かれている状況を見たり聴いたりすることができるが、BtoCの世
...続きを読む界では全てのお客さまに同様のことをすることができない。顧客像をいかに掴むかが真の課題である。ということで、1月からマーケティングのお勉強をやり直している。
顧客像を掴むという課題について、これまた著書は多いのだが、たまたま書店で見つけた本書は、新書でありながら、得ることが多かった。(というかBtoCの世界では常識なのかもしれないけど。)
IYの鈴木氏も「数字だけを見るのと、数字の向こうに顧客の心理を読むのとでは、対応が違ってくる。」と言っているが、本書では、マーケティング「都市伝説」がひとりひとりの生活者日記調査によって間違っていることを示した上で、「一人の生活者をできる限り丸ごと把握することによって先入観にとらわれることなく、定量調査やグループインタビューだけでは見えてこない気づきが発見できる」としている。そして「生活シーンはTPOPPの五つの要素(T=TIME(いつ)、P=PLACE(どこで)、O=OCCASION(どのような事情で)、P=PSYCHOLOGY(どのような気持ちで)、P=PRODUCT(どのような商品を使って))に分解でき」、「具体的な生活シーンの中で、商品がどのように現れるのか、人は商品からどのような価値を受け取っているのか、人と商品の関係を明らかにすることが、気づきを導き出す。それはしばしば本人も言語化できていない気づきである。」
「実家の減築?とんでもない!」の一節はなるほどと思った。子供が独立してしまった後、空っぽになった大きなサイズの住まいをリストラして、もっとコンパクトな住まいへと住み替えていくのは理屈には叶うのだが、「女系を縦糸にした三世代の近接連鎖という実態をみていれば、実家のダウンサイズが将来の主流になるはずもないことは一目瞭然だった」と言っている。
このように、ありそうなマーケティング「都市伝説」に騙されないよう、日々精進していかなければ。
Posted by ブクログ
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マーケティングには定量調査より、ひとりのサンプル調査のほうが効果が大きい、ということを、この本は言いたいはずなのですが、なんだか今どきの乳幼児を抱える母親とその上のシニア世代はこんなライフスタイルですよ~の話のほうが比重が大きすぎて、この本の目的は達しているのかちょっと心配。でも、今どきのママさんと
...続きを読むシニア世代をものすごくよく理解されているなと思いました。あ、そういう意味ではサンプル調査の効果をうまく表しているともいえるのかな。
今どきママはちゃんと料理してますよ。で、けっこう健康的な和食ですよ。子ども好みではありますが。
あと、シニア世代の食事は二十四節気と七十二候がキーワードというのはかなりうなずけます。
Posted by ブクログ
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定量調査で把握できないデータを生活日記調査と観察調査で補完する事例を、ポストマタニティ層とシニア層で示した好著だ.「まごわやさしい」、「エルゴベビー」、「ベビーバギー」などポストマタニティ層に関連する用語は全く知らなかった.「義務と責任」から開放されたシニア層についてはなるほとなという記述が多かった
...続きを読む.
Posted by ブクログ
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『時短』『簡便』『手抜き』が
子育てミセスと言われている。
コンビニ食、惣菜などを活用していると言われているが。
料理の方法論は 大きく変わっている。
クックパッドを使用して 口コミを重視して
クッキングタイマーを使用して、上手に料理する。
包丁よりも ピーラーやスライサーを使用する。
『まご
...続きを読むわやさしい』
マメ、ゴマ、ワカメ(海藻)、ヤサイ、サカナ、シイタケ。
食生活に きちんと取り入れることの大切さを理解している。
マーケティングの手法が マスを表面的に 調査することで、
『都市伝説』が 生まれることとなる。
基本的には 『生活日記調査』が 本当の&等身大の消費者の像
ポストマタニティ層とシニア層の消費者の姿
を浮かび上がらせる。
子育てミセス(ポストマタニティ)は
手抜きの食生活という都市伝説ではなく もっとこどもの健康を
真剣に考えて、健康を 基本にしている。
こどもができることで 食生活を中心にして大きく変化している。
『こどもが喜んで食べてくれる』食メニュー
『こどもの完食メニュー』
シニア層は 『義務や責任』から、開放されたので
『誰かのためではなく、自分のためにというより
自分のしたいこと、自分の欲しいこと』へ 視点が移行している。
よく歩き、季節の移り変わりを大切にしている。旬を食べる。
『自然の運行リズム』
生活動線という ひとりの生活像を綿密に 追求する。
『生活ヒストリー』
生活シーンの中で 商品はどのように現れるのか?
人の気持ち から 商品への 関係がポイントとなる。
『作り方』『使い方』まで 追求しなければ 姿は浮かび上がらない。
『都市の鼓動』『団塊世代の東京移民物語』
東京に集中した時期があり、それが分散し始めている。
なぜ ミルクシェイクが売れるのか?
さらに売れるための ミルクシェイクをつくるには どうすればいいのか?
『イノベーションの解』
クルマにも 玄関やベランダがあってもいい。
大型のイヌの空間もあってもいい。
京都への旅行は 総数は変化していないが 女性が増え、男性が減っている。
京都は 女性の旅行に変化している。
アンアン ノンノ世代の シニア化によって 変化が生まれている。
コーヒーを飲むのが シニア層に集中し、若者が飲まなくなっている。
戦後三世代が 母系家族を構成している。
バァバァが、中心核となった ファミリー的つながり。
そこには、シェアーする 仕組みができている。
シニア夫婦の 生活感の変化が 女性はより行動的に。
のんびりと ゆっくりと歩き 季節を味わう。
シニアの『日常的贈与』活動に注目する。
なぜ高価なマスカットが熟れるのか?
『濡れ落ち葉』『カップルアゲイン』(一般的なマーケティング)
『新しい生きがいつくり』『自分探し』『社会参加』
『避難路』『避難場所』
『シニア層が、子育てを核とした<義務と責任>の生活動線を完全におり始めた。そして、<こどものためにつくる>という動機をうしない、<自分の食べたいものを自分でつくる>方向にシフトを変えていく。それが、自分の中にある生理的リズムと自然の運行のリズムがシンクロしたところで食べることを選択していく。』
一人文化が 充実したものに。
『ひとりでいることの美しい70歳が増えると、日本は変わっていくと思う』
『見てきたような嘘』やマーケティング『都市伝説』は、世の中に流布している。
自分と人との違いを感じて、その差異と多様性に気づく。
確かに、マーケティングは マクロ的で ミクロのアプローチが足りない。
しかし、コンビニにおける膨大な情報やネットによるコミュニケーションによって
マクロ的な アプローチは 企業内部に大きく集積されていると思う。
つまり、業界的なアプローチだけで 動いていては意味がない。
Posted by ブクログ
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