リアルに必要性が出てきたので手に取ってみた。
分かりにくい後見人制度を、それなりに分かりやすく、かつ必要な部分はきちっと一覧表にまとめてくれている。手元に置いておくと安心できる本。
第2版なのは、第1版から6年経っており現行制度に合わせ改訂した模様。
まだ認知症と決まっていない段階でも、ひとまずや
...続きを読むっておくと良いのは財産目録とエンディングノートの作成。
目録は使い込みを防ぐため。ノートは後見になろうとする人との「相性」を測る上でも欠かせないものだという。なるほど。納得。
これを見ると後見人はほとんど慈善事業。つい見返りを求めてしまっても、責めることはできない気もする。逆に財産の使い込みを防ぐため、親族が後見人となれるケースは全体の2割にとどまるそうだ。この事実はなんとも物悲しい話だった。
核家族化と少子高齢化の両輪で、人間の死に方すら荒んできている社会なのか、、、それが果たして幸せと言えるのだろうかと変に考えさせられた。