作品一覧

  • 毒殺魔
    3.6
    1巻1,496円 (税込)
    『砂の器』『飢餓海峡』に匹敵する平成の社会派ミステリの一大傑作、登場!  仕事中に大骨折した日読テレビのディレクター広川英樹は、リハビリの苦しさと恋人を失った寂しさから一人暮らしの自宅に風俗嬢リョウを呼んだ。単なるサービスを超えた彼女の優しさに広川は恋愛感情を持ってしまう。リョウが去った部屋には「建築家・加賀雄二郎」の名前と住所が記した紙片が落ちていた。ほどなくして報道される加賀の殺害事件。死因は正体不明の毒物による中毒死だった。広川はリョウの犯行を疑い、再び連絡を取ろうと試みるが、すでにリョウは風俗店を辞め沖縄に飛んでいた。そして、すぐさま起こる東京白金台の児童公園での四人の子供の毒殺事件。続いて今度は大阪の公園でも三人の子供と一人の親が殺害された。どれも同じ毒物による無差別大量殺人だった。犯人はリョウなのか? 彼女はどこにいるのか? そして動機は? リョウの怒濤の告白で疾駆する慟哭と驚愕のラストシーン!
  • 大阪 地名の由来を歩く
    -
    大阪には、歴史や文学の舞台となった地、「天下の台所」を支えた市場、難読地名など興味深い地が数多くある。大阪在住の著者が、その一つひとつを丁寧に訪ね歩き、大阪の新たな魅力を探る。  地図・写真・アクセス情報・索引完備。 ※本書は2008年、小社から刊行された『大阪 地名の由来を歩く』(ベスト新書)を文庫化したものです。文庫化にあたり、本文情報を更新すると共に、コラム「本文で記述のない難読地名1~6」を加筆しております。

ユーザーレビュー

  • 毒殺魔

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても考えさせられるミステリだった。沖縄問題。
    実際にこういう人もいるんじゃないかな。小説の中でなら主張しやすいのかも。
    でも結局水貴の産んだ子が黒人だったってことは子供の父親は大城くんではなかったってこと?

    0
    2018年08月01日
  • 毒殺魔

    Posted by ブクログ

    あり得ないだろ!って突っ込みどころ満載の話だったが、スゴく力の入った作品。知らなかった沖縄の姿を思い知らされたような気がした。
    でも、☆は3つかなと思っていたラスト、頭を殴りつけられたようなまさかの衝撃な事実が!
    いやぁ、参った。ちょっと贅沢な本かも。

    0
    2017年03月08日
  • 毒殺魔

    Posted by ブクログ

    沖縄が過去から現在に至るまで抱える苦悩から生まれたマジムンたちが始めてしまった悲しい犯罪。ラスト数ページで新たにわかるどんでん返しが意外で、そう自分を偽らざるを得なかった彼女の気持ちに色々と考えさせられた。

    0
    2017年02月06日
  • 毒殺魔

    Posted by ブクログ

    結局、毒殺魔って私達なのかも知れません。

    タイトルから想像していたものとは全く違いました。
    ゴリゴリの社会派です。

    0
    2018年09月19日
  • 毒殺魔

    Posted by ブクログ

    駆け出しのテレビマンである広川は、取材中に怪我をして療養中、二年前に利用したデリヘル嬢と偶然再会する。たちまちに彼女に恋をしてしまったが、彼女からは会えるのはこれが最後と言われてしまい、実際に彼女は仕事を辞めてしまった。焦がれるあまりに彼女の周辺や経歴を調べていくうちに、有名な建築家が毒殺される事件が起き、時を開けず公園で遊んだ子ども達もまた毒によって死亡する事件が起きる。彼女と事件に妙な繋がりを感じ、焦燥感にかられながら調査を続けるが……。

    カバーとタイトルからは全く想定してないストーリーだったのでなかなか衝撃だった。沖縄の米軍基地問題にこんなふうに触れることになるとは。ほんとうにドキュメ

    0
    2017年11月23日

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