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  • ウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕 なぜ世界屈指の高級紙はメディア王マードックに身売りしたのか
    4.0
    1巻1,571円 (税込)
    新聞業界の衰退がとまらない。淘汰の波は、エリート記者集団を抱える名門「ウォール・ストリート・ジャーナル」にも及んだ。この本が原因でウォール・ストリート・ジャーナルから出入り禁止になった元記者が暴く、名門新聞社に突きつけられた究極の選択。「メディア王」に身売りするか、誇り高き没落者になるか。オーナー一家の内紛、幹部社員らの暗闘、投資家の思惑、そしてニューズ・コーポレーションを率いるルパート・マードックの欲望が絡み合った大型買収の果てに、品位ある高級視は、利益の出せる大衆紙となって生まれ変わった。「良質なジャーナリズム」の担い手はどこにいくのか?

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ユーザーレビュー

  • ウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕 なぜ世界屈指の高級紙はメディア王マードックに身売りしたのか

    Posted by ブクログ

    父の残したメディア・グループを受け継ぎ、オーストラリア国内で
    多くの新聞を買収して会社を急成長させたルパート・マードック。

    彼の買収劇はオーストラリア国内に留まらなかった。イギリスでは
    「ザ・サン」をはじめ、名門紙「タイムズ」を。アメリカでは映画
    会社20世紀フォックスを買収する。

    そして、次に目を付けたのが世界的高級紙「ウォール・ストリート・
    ジャーナル」だった。

    105年に渡って支配株主であるバンクロフト家が君臨して来た高級紙
    だったか、株価は年々下落を続け遂に30ドル代に。

    経営にはノー・タッチのバンクロフト一族も、自分たちの資産が目減り
    して行くことには危機感を持っていた。

    0
    2017年08月18日
  • ウォール・ストリート・ジャーナル陥落の内幕 なぜ世界屈指の高級紙はメディア王マードックに身売りしたのか

    Posted by ブクログ

    巨大マスコミは、ニュースを届けてくれるのではありません。
    巨大マスコミは、何をニュースとするのかを決め、そこに一定の意味を加えることができます。そして、事実そうなっています。

    それは、消費者のものではなく、発信者のものでしかありません。
    発信者と受信者のバランスはそこでは既に失われています。

    資本主義のしくみの中では、ジャーナリズムに限らず、必ずしも良質のものが生き残るとは限りません。
    だからこそ、消費者である一人ひとりに本来求められるハードルは高い、はずです。

    世界のクォリティペーパと呼ばれたインターナショナル・ヘラルド・トリビューンンも、近年はその役目を果たせずもがいています。
    ほん

    0
    2013年03月09日

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