作品一覧

  • P+D BOOKS 噺のまくら

    P+D BOOKS 噺のまくら

    小説・文芸

    4.0
    1巻715円 (税込)
    名手圓生が贈る「まくら(短い話)」65篇。 持ち噺の多彩さで史上最高といわれた六代目三遊亭圓生は、また、本番の落語の前にちょっと喋る短い話‐いわゆる「まくら」の名手であった。 その洒脱な語り口は、江戸時代の社会や落語の舞台について綿密な研究に裏付けされていた。 数々の名高座から、65篇を選りすぐった定評のある圓生の「まくら」集は、一味変わった珠玉の小エッセイ集でもある。
  • P+D BOOKS 浮世に言い忘れたこと

    P+D BOOKS 浮世に言い忘れたこと

    小説・文芸

    -
    1巻715円 (税込)
    昭和の名人が語る、落語版「花伝書」。  古今亭志ん生、桂文楽と並ぶ“昭和の三名人”の一人として、後世まで語り継がれる噺家、6代目三遊亭圓生。その名人・圓生が、芸や寄席、食べものなどについて、軽妙かつ真摯な語り口で、すべてを語っています。  全体は、「人情浮世床」、「寄席こしかた」、「風狂の芸人たち」、「本物の味」の4部構成。特に、「人情浮世床」は昭和の落語を伝える花伝書として貴重である。落語ファンだけでなく、昭和の大衆文化に浸れる一冊です
  • P+D BOOKS 江戸散歩(上)

    江戸散歩

    小説・文芸

    -
    1~2巻770~825円 (税込)
    落語家の“心のふるさと”江戸を圓生が語る。 持ち噺の多彩さで史上最高といわれた六代目・三遊亭圓生にとって、江戸は“心のふるさと”である。 お洒落で、美味好きで、好色で、意気と芸を何より重んじた町・江戸。落語の世界と圓生自身の思い出に残る“江戸”を訪ねて、そこに残る「路地の暮らし」を縦横無尽に語るエッセイ。 上巻では、日本橋、神田、浅草等を散歩する。
  • 圓生の落語1 双蝶々

    圓生の落語

    ビジネス・実用

    -
    1~3巻1,045~1,100円 (税込)
    巧みな人物描写、洗練された語り口で、今なお名人の名を不動のものとする、三遊亭圓生の名演集。表題作「双蝶々」他、「ちきり伊勢屋」「札所の霊験」「梅若礼三郎」「お若伊之助」の全五篇を収録。
  • P+D BOOKS 江戸散歩 上・下巻 合本版

    P+D BOOKS 江戸散歩 上・下巻 合本版

    小説・文芸

    -
    1巻1,155円 (税込)
    待望の上・下巻合本版!! 落語家の“心のふるさと”江戸を圓生が語る。 持ち噺の多彩さで史上最高といわれた六代目・三遊亭圓生にとって、江戸は“心のふるさと”である。 お洒落で、美味好きで、好色で、意気と芸を何より重んじた町・江戸。落語の世界と圓生自身の思い出に残る“江戸”を訪ねて、そこに残る「路地の暮らし」を縦横無尽に語るエッセイ。 上巻では、日本橋、神田、浅草等を散歩する。

ユーザーレビュー

  • P+D BOOKS 噺のまくら

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    落語家の噺の前に客の空気感や場の雰囲気に合わせて行うアイスブレイクがまくらになるわけですが、そのまくらの重要性がよくわかる1冊です。
    圓生師匠の高座を文字に起こしていますが、まるで話しているかのように読めますし、その世界観にのめり込めました。
    しかし、どの業界でも、それこそプライベートでの人付き合いでも、必ず必要になるまくらの部分は、その人柄がよく表されるので、改めて落語の素晴らしさを知りました。

    0
    2026年06月12日
  • P+D BOOKS 噺のまくら

    Posted by ブクログ

    頂き物を拝読。

    P+D BOOKSというのは、小学館から出た新しいレーベルで、2015年5月に創刊されている。Pはペーパーバック、Dはデジタルであり、紙と電子書籍が同時に刊行されるスタイルである。ラインナップには、昭和の埋もれた名著でありながら、現在入手しにくい作品が並ぶ。いささか渋い、玄人好みな雰囲気である。
    ペーパーバックはB6版とやや大きめだが、見た目より軽量で、価格も安価である(本書の場合は233ページで500円+税)。表紙がそれぞれの作品のイメージを複数色の横縞で現したデザインで統一されていてなかなかおもしろい。本書は黒・柿色・萌葱色で、寄席の定式幕(じょうしきまく)のイメージである。歌舞伎の舞台や、お茶漬けやせんべいのパッケージなどでもおなじみだろう。

    さて、本書は、落語界、昭和の大名人である三遊亭圓生の「まくら」集である。まくらといえば、落語の本題に入る前の導入部分で、小話だったり、オチに関係する基礎知識などを語り、客の心を掴むものである。これが65編収められ、その内容を示すタイトルや、本来どの噺のまくらだったのかも記されている。
    どの話も短くて細切れ時間にも読める。

    圓生は明治生まれで、活躍した時期は昭和だが、読んでいるとすぅーっと地続きに江戸が見えてくる感じがある。銭湯や五節供、通夜に葬式といった庶民の風習、音曲師や幇間(たいこもち)や都々逸詠み、呑気でありつつこだわりのある江戸っ子気質。川柳やら狂歌やらを散りばめ、ときに下ネタも混じるのだが、これがまた直接的でないのに何やら生々しくて奥深い。
    圓生の生きていた頃は、まだ実際に江戸のものが息づいていて、自身が触れたもの、師匠世代から受け継いだものが、すぐ手の届くところにあったのだ、という感触が伝わってくる。
    そうでありつつ、この話はどうつながっていくのかと先への興味を惹かれるのは、さすが、名人の話術というところか。
    ないものねだりで本題の噺が読みたく(聞きたく)なってしまうのが難といえば難だが、非常に味わい深い、江戸へとタイムスリップするような、奥行きのある1冊である。

    0
    2016年07月29日
  • P+D BOOKS 噺のまくら

    Posted by ブクログ

    落語家・三遊亭圓生(1900-1973)の、落語口演の際の「まくら噺」だけを集めた、まあ一種のエッセイ集。

    さすが博学、「江戸では湯屋という。上方では風呂屋」みたいな蘊蓄が満載。
    江戸、京都、大阪、奈良の町の特徴を歌い上げる文句なんて、素敵だなあ、と。

    ですが芸風そのもので、端正でやや淡泊。
    まくらだけ集めて、それほど面白くもありませんでした。
    (一応言っておきますと、落語自体はものすごく面白い人です。怪談ものとか、人情噺とかの、もう「帝王」と呼びたい。)
    (同じ「まくら本」で言うと、やはり柳家小三治さんの「まくら」の方が数倍面白かった)

    #

    この場で激しく褒めあげたいのは、「P+D BOOKS」というブランド?ですね。
    小学館さんがやってるンですけど、これはつまり、「他社が絶版にした本を、金をかけずに再版する」という試みです。
    例えばこの「噺のまくら」だと、どうやら1981年に講談社から出た本です。もう圓生さんは死んでますね。遺族がOKしたんでしょう。
    これがどうやら、講談社では文庫にしなかった。で、朝日新聞社の朝日文庫で、文庫化されました。
    ただそれもどうやら相当以前に絶版になって、それを小学館の「P+D BOOKS」が再版したわけです。
    「P+D BOOKS」は、なかなか挑戦的。とにかく金をかけていない。この本もそうですが、文庫本サイズで、「カバー」がありません。ペーパーバック。

    恐らく国際的に見れば?(まあ見る必要もないんですけれど)日本は本に凝って、本の値段が高い国なんだと思います。比較すれば、恐ろしく本が好きな国民でしょうから。
    だから、いちばん安くていちばん「使い捨て」に近いはずの文庫本も、各社きれいなカバーに包んでいます。(さらに書店がけっこうきれいなカバーをくれたりします)
    そこを、「P+D BOOKS」はやめちゃいました。ほぼほぼ画一的なシンプルデザイン。かつペーパーバック。素晴らしい。
    だって、とにかくこういう本が安価に読めるとい選択肢があることがいちばん大事ですからね。

    と、書くと、コンセプトとしてはちくま文庫とガチンコぶつかる感じですね。でも、どっちもがんばっていただきたい。応援します。

    0
    2018年03月04日

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