三遊亭圓生のレビュー一覧

  • P+D BOOKS 噺のまくら

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    頂き物を拝読。

    P+D BOOKSというのは、小学館から出た新しいレーベルで、2015年5月に創刊されている。Pはペーパーバック、Dはデジタルであり、紙と電子書籍が同時に刊行されるスタイルである。ラインナップには、昭和の埋もれた名著でありながら、現在入手しにくい作品が並ぶ。いささか渋い、玄人好みな雰囲気である。
    ペーパーバックはB6版とやや大きめだが、見た目より軽量で、価格も安価である(本書の場合は233ページで500円+税)。表紙がそれぞれの作品のイメージを複数色の横縞で現したデザインで統一されていてなかなかおもしろい。本書は黒・柿色・萌葱色で、寄席の定式幕(じょうしきまく)のイメージであ

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    2016年07月29日
  • P+D BOOKS 噺のまくら

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    落語家・三遊亭圓生(1900-1973)の、落語口演の際の「まくら噺」だけを集めた、まあ一種のエッセイ集。

    さすが博学、「江戸では湯屋という。上方では風呂屋」みたいな蘊蓄が満載。
    江戸、京都、大阪、奈良の町の特徴を歌い上げる文句なんて、素敵だなあ、と。

    ですが芸風そのもので、端正でやや淡泊。
    まくらだけ集めて、それほど面白くもありませんでした。
    (一応言っておきますと、落語自体はものすごく面白い人です。怪談ものとか、人情噺とかの、もう「帝王」と呼びたい。)
    (同じ「まくら本」で言うと、やはり柳家小三治さんの「まくら」の方が数倍面白かった)



    この場で激しく褒めあげたいのは、「P+D

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    2018年03月04日