ユーザーレビュー 漱石・子規往復書簡集 和田茂樹 夏目漱石と正岡子規の手紙のやり取り。 子規が物を残しておく性格だったこともありこうして物凄い情報を私たちは読むことができる。漱石ももうちょっと残しておいてくれたら…いや彼は残している方かもしれないな。病気を気遣ったり、英文載せたり俳句批評したり手紙だからこそ伝わるものがある。しかし今の時代に置き換え...続きを読むても二人の友情はあったに違いない。 Posted by ブクログ 漱石・子規往復書簡集 和田茂樹 もはや聖書。 『墨汁一滴』『病床六尺』を読み乍らも、じわじわと明治35年9月に近付く毎に辛くなり、中座してこちらを読み始めました。結局一気に読んでしまった… 当時から既に評価ある立場で活躍し乍ら、奢る事の無い明治の青年2人の、屈託の無い遣り取りがたまらなく新鮮でリアルで…燃えます(笑) コンパクト...続きを読むな文庫でありながらこれだけ濃厚な内容と、ちょいちょい挟まれる貴重な絵や写真があるのも、非常にありがたい一冊です。 改めて思う事は、リアル学生の時分に何故もっとこういう楽しみ方が出来なかったんだろうかと。純文学のハードルをやたら上げて詰まらなくしている教科書が恨めしい、等と自業自得と知り乍らもぼやいてしまう…。 Posted by ブクログ 漱石・子規往復書簡集 和田茂樹 内容が学生友達の身辺連絡から始まるのもあって正岡常規くんと夏目金之助くん往復書簡と書きたい雰囲気があり。ソコを楽しむ。手紙中の単語の解説はあるものの状況その他は年表のみという男前な作りで読む人を選びそうな感はある。マニアな自分にはむしろごくシンプルで使いやすいが。こんな感じで『子規虚子碧梧桐往来書簡...続きを読む集』があればいい(きっと売れないが)。カバー折返し(表紙写真の解説)年代が間違っていたりと微妙な部分で間違えがあったりする。 Posted by ブクログ 漱石・子規往復書簡集 和田茂樹 資料というより趣味で楽しむために買っちゃいました。帝大生時代から正岡子規の死まで続いた筆まめなふたりの文通は、途中から涙無しでは居れません。 Posted by ブクログ 漱石・子規往復書簡集 和田茂樹 漱石・子規往復書簡集 (和書)2009年09月21日 20:57 2002 岩波書店 和田 茂樹 出会ってから子規が死んでしまうまでの往復書簡。紛失してしまっているのもあるから完全というわけではないけど二人の関係が人間が多分逃れられないだろう死というものを背景にしながら続いている。 子規晩年の...続きを読む書簡がとても興味深い。病床六尺・仰臥慢録の文章を 思い出させる。それに対する漱石の書簡もそれを書くことが理解できるように感じる。 読んで良かった。 Posted by ブクログ 和田茂樹のレビューをもっと見る