あびるあびいの作品一覧

情緒のある作品

現代では
殆ど無くなってしまった恋文（ラブレター）を
主体にした珍しいお話です
最初から二人共が好きあってるのが
ダダ漏れですが
お互いに上手く伝えれず両片思いなのも
何だか風情があって良かったです

優しい話

絵がめっちゃ独特で、所々顔面いっちゃってる感じもありましたが、お話はとっても素敵でした。読んだあと胸がホッコリします!!197ページ★4.7

前作『それでも恋する迷探偵』のスピンオフ。
同探偵社の谷豊と、前作で終盤の事件に携わった川野警部補の弟・総悟の話です。
川野兄弟可愛すぎか……って感じなんですけど、真っ直ぐで弟力の高い総悟くんに泣かせられる。谷はしっかりしろよ。

シリーズ化してるんですが、あとがき見る限りまだまだ読めるかもしれないんですね。だとしたら更に彼らの周りのことが読める日が楽しみです。

書店で平積みされていて、無意識で手に取ってしまった本屋さん買いで初読み（作者初コミックスとの事）。絵柄はイシノアヤ・えすとえむ、そして多田由美、怖い場面は梶本レイカ風、と言う感じ。
元・天真爛漫青年風所長、黒髪メガネでテンプレなツンデレ先輩同僚、ドジっ子な後輩主人公、キャラは「テンプレ」っぽいんだけど、配置も有りがちと言ってしまえばそうなんだけど、テンポがよくて絵に上品な躍動感がある。東京心中の人物配置が好きな人間にはハマるだろうし、比べてしまうかもしれない。
苦手だと思っていた相手に対して自分が勝手に抱いていた固定観念を破る自分ビジョンの出来事を目撃する事によって、苦手な相手が気になる相手に...続きを読むなり、その存在が同性愛者である、と言う事が解って、自分がその人間と同じ同性である、と意識するところから～、と言う、ある種のBLテンプレまんまな作品なんだが、後輩君である銀平が先輩である榎本瞬を勝手に意識しまくってる描写がコミカル。登場人物の配置としても清水玲子の『秘密』、トウテムポールの『東京心中』と同類のもので、有りがちと言ってしまえばそれまでなんだが、
「じゃ 死ぬ？」
「生きます がんばります ぜったいやります！」
とか、あと初回特典ペーパーのオチとか、個人的に好きだなぁ。

かなり独特なクセのある絵柄。試し読みで、始まり方がなかなか可愛かったので購入してみた。もっと早く付き合うかと思ったら、最後まで引っ張られた。この後もう少しストーリーがあったら良かったのに、惜しい。