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  • 命のまもりびと―秋田の自殺を半減させた男―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    本書の主人公はNPO法人「蜘蛛の糸」を創設した佐藤久男である。佐藤が始めた「いのちの総合相談会」では、弁護士や司法書士、臨床心理士など専門家と一緒に相談を受けるのが特徴だ。
    佐藤はもとは経営者であったが倒産し、自殺の寸前まで追い込まれた。自殺を図るとき、人は誰かに誘導されるような感覚になったり記憶がなくなったりすることも多いという。
    日本の年間の自殺者が初めて3万人を超えたのが1998年。バブル崩壊で銀行は大量の不良債権を抱え、97年11月に北海道拓殖銀行が、98年10月に日本長期信用銀行が破綻した。98年4月から自己資本比率を引き上げることが求められた銀行が「貸し渋り」や「貸し剥がし」をする

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    2022年12月10日

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