作品一覧

  • 七世竹本住大夫 私が歩んだ90年
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    文楽最後の名人が90年の人生すべてを語る。昭和初期のモダン都市文化の精髄を一身に浴びて育った少年時代。中国への出征と帰国。念願の文楽入りを果たすも社会主義運動のあおりを受けて文楽界は二団体に分裂。「どさ回り」の苦難の日々の中での猛稽古。 自他共に認める不器用人間が、努力努力で遅咲きの栄光を極めるも、大阪市の補助金打ち切り問題をめぐる過労から病に倒れ、引退を決心。抜群の記憶力で語る昭和史の貴重な記録
  • 人間、やっぱり情でんなぁ
    4.0
    1巻754円 (税込)
    自分の仕事をもっともっと好きになれ! “文楽の鬼”最後の言葉 「死ぬまで稽古、死んでも稽古せなあきまへんなぁ」人形浄瑠璃「文楽」の大夫として義理人情を語りつづけて68年。“文楽の鬼”と呼ばれ、語りの力で人びとを泣き笑いさせてきた住大夫師匠が語る、文楽と日本のこれから、そして「自分の仕事をもっともっと好きになれ!」という熱き仕事論。平成30年逝去、その最後の言葉は。
  • 人間、やっぱり情でんなぁ

    Posted by ブクログ

    三浦しをんさんの「あやつられ文楽鑑賞」「仏果を得ず」を読み、国立文楽劇場のチケットを買ったのが、2014年4月の「菅原伝授仮名手本鑑」、住太夫師匠の引退公演。

    朝10時半から夜9時頃までの通し狂言をじっくり堪能して以来、何度も文楽を聞きに行っている。

    何故、何時間も文楽を聞いていられるのか、というと、やはり太夫の語りの魅力なんだろう。クラシック歌手のようなベルカントじゃないし、オーケストラやピアノの伴奏がある訳じゃないのに。浄瑠璃の魅力を説明しようとすると言葉に詰まる。でも、何時間も聴き込んじゃうんだよなあ。

    さて、本書。住太夫師匠の引退の顛末や幼少期から修行時代や芸談義まで様々に語る。

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    2018年08月18日

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