作品一覧
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5.0地球と人類の未来のために低炭素社会を実現するうえで不可欠であり、21世紀最大のイノベーションともいえるエネルギーインフラシステムのスマート革命。それによって創出される関連市場の規模は500兆円にも上り、自動車、家電、情報通信、住宅、流通など、産業界の多くの分野に波及すると考えられている。この新たな大きな流れは、どの方向へ向かうのか。その行方を左右する国の政策や国家間の競争とは。そして、そこで期待される具体的なビジネスチャンスとは。エネルギー関連研究の第一人者であり、国の政策づくりにも深くかかわる東京工業大学の柏木孝夫教授が、将来を見すえたグランドデザインから個々の具体的な事例まで、広くビジネスパーソン向けに、わかりやすく解説する。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
2011年2月
東工大院の柏木先生の本.政府のエネルギー戦略第一人者.運よく昨年末にお話を伺う事ができたこともあり,拝読させていただいた.
・スマートシティとは何か,私たちの生活を如何に変えるか
・世界各国のスマート化の潮流
・日本が行うべき事
が書かれていた.やはり,政策に精通する柏木先生だけに,日本の政策は詳しく述べられている.自分の全くしらないプロジェクトが日本で動いており,ワクワクした.(同時に,無知を恥じたが..)
そして,特に3点目が興味深かった.日本は,海洋資源にもっと目を向けるべきとおっしゃっていた.日本の領有面積は,海洋を含めると世界6位.低炭素社会とそれに伴うスマート化は,