清水正之の作品一覧

「清水正之」の「日本思想全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 日本思想全史
    3.6
    1巻1,265円 (税込)
    この国の人々は選択的に外の思想を受け入れつつ、あるべき人間とは何かという問いを立ててきた。ではその根底にあるものは何だろうか。思想史を俯瞰してそれを探るには、日本の内と外の両側から眺める視点が必要である。そしてそのような内と外の意識こそ、古代からこの国で綿々と受け継がれてきたものだ。神話時代から現在までの各時代の思想に、外部的視点からの解釈を押し通すのではなく、内在的視点をもって丹念に光を当てる。一人の思想家による、初めての本格通史。

ユーザーレビュー

  • 日本思想全史

    Posted by ブクログ

    古代から現代までの日本について,思想をベースに流れを掴むという意欲的な本。日本史の学習ではあまり考えないようなことを知るには良い。

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    2023年10月28日
  • 日本思想全史

    Posted by ブクログ

    難解書。いったり来たりしながら、読みつないでいかねばならない。
    冒頭にも、日本思想史とは、哲学のなのか、歴史学なのかという問題提起がある。
    本書がとる視点から、選択ー受容ー進化としての思想史であるという説明がなされている。

    幾度となく、海外からの思想の流入、その受容と、国内での進化、その繰り返しである。

    古代とは、上古から平安まで、中世とは、鎌倉から、安土桃山まで、近世は、江戸、近代は、明治大正と戦中の昭和まで、現代は、戦後の昭和以降である。

    <古代>
    ・日本思想史は、古事記をもって始まる。それ以前は、中国正史に残された倭の記録を推定する。
    ・古事記と日本書紀、本居宣長は、古事記を日本古

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    2022年10月07日
  • 日本思想全史

    Posted by ブクログ

    日本思想史上の出来事について、あらゆる事柄を広く浅く解説した本です。内容は、どちらかといえば仏教が多めですが、他の思想史ではあまり取り上げられない芸術に関する思想も取り上げられており、大変興味深い本でした。

    【こんな人におすすめ】
    日本思想史について広く浅く学びたい人

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    2024年09月07日
  • 日本思想全史

    Posted by ブクログ

    日本中世史の勉強過程で網野善彦氏らの著作に接したが、当時の民衆に根付いていた仏教的な価値観をいまいちイメージできず、本書をもってその導入過程から勉強することにした。
    目的に叶ったかというと概論なのでそうとも言えないが、一方で体系だてて古来から現在に至る連続性のある日本の思想史を学べてよかった。それら思想が民衆の生き方や行動にどのような影響を与えていたのかなどを深めているとなおよかったと思う。(本書の目的はこれではないだろうが)

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    2020年12月07日
  • 日本思想全史

    Posted by ブクログ

    全史なので概論に過ぎないが、古代から近世にかけては比較的詳しい。日本にこだわって、いわゆる「翻訳学問」を排除し通史として扱っていることは、参考になる。他の学問分野、特に人文そして時には社会科学においても、「翻訳」の部分を取り除いて眺めていくと、さらなる発見もあるかもしれない。思想的に偏ったものになっていないことも好ましい。

    0
    2020年07月25日

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