成長が著しい、動画・ライブ配信コンテンツ市場。その世界に参入する上で、知っておきたい基礎知識と「拡散」するコンテンツのつくり方を解説した書籍。
近年のネット環境の進歩に伴い、動画・ライブ配信コンテンツの市場は急速に伸びている。5G(通信速度が4Gの100倍)のサービスが始まれば、より高画質の動画や
...続きを読むライブ配信がますます身近になり、その用途が広がるとみられる。
情報が爆発的に拡散する現象を「バズる」という。バズる可能性のある動画をつくる方法として、次の2つがある。
①他の人がやっていないことをやる。
②すでにバズっている動画や知名度のあるものに「乗っかる」。
動画を拡散させるには、質の高い1本の動画をつくるよりも本数を増やすことが大切だ。多数の動画を一気に、かつ継続して上げることで、ユーザーの目に留まる確度も上がる。
動画制作はテレビCMと異なり、高いクオリティーを求められない。従って、費用がかかるプロに頼まず、自分たちで行うのがよい。
そうすることで、スピード感のある制作と運営が可能になり、動画制作のノウハウが社内に蓄積されていく。
ライブ配信には、動画にはない「相互性」がある。すなわち、ライバー(ライブ配信を行う人)とユーザーとの間でリアルタイムのコミュニケーションを行える。相互性が強まると、両者の距離は、従来のメディアにないほど縮まる。
企業がライブ配信するメリットは、例えば次のようなもの。
・視聴者との距離が近いので、視聴者が企業に親しみを持つ。
・視聴者との共有時間が長いため、製品やサービスの魅力をたっぷり伝えられる。
・新製品発表などの最新情報をリアルタイムで伝えられる。
・動画のような編集作業がなく、初心者でもすぐ始められる。