作品一覧
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4.31巻628円 (税込)携帯電話もインターネットも、まだ普及していない時代。『ファミコン通信』(現:週刊ファミ通)は、いかにして作られていたのか? 平成元年にアルバイトとして『ファミコン通信』で働き始めた筆者の目線で、雑誌の制作過程や編集部内の出来事が淡々と語られています。筆者の成長を軸に、当時の出版界およびゲーム業界の内情を切り取るドキュメンタリー風読み物です。 さらに電子書籍版ならではのお楽しみ要素として、特別に書き下ろした“電子書籍版あとがき”も収録しています。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
本当にタイトル通りの本で、『ファミコン通信』編集部を舞台に著者がどんなふうに仕事を覚えていったか、というもの。ファミコンに興味があっても、ファミ通を知らないと多分全然おもしろくないが、僕は創刊号からしばらくの読者だったし、ここで書かれる読者像にもあるように、作り手側になってみたいなあ、なんて思ったりもしたので、なんだか青春が帰ってきたようだった。
どんなものでも誰かの手によるものであり、自然とできる、なんてことはないのだ、ということが強調されていて、それは昨今のエージェント的・キュレーション的サービスへの皮肉かな、などと少し思ったりもしたけど、でもやっぱり、誰かが何かをなさなければ、なんともな