増井幸恵の作品一覧
「増井幸恵」の「話が長くなるお年寄りには理由がある」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「増井幸恵」の「話が長くなるお年寄りには理由がある」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
チェック項目11箇所。日本はこれから、ますます高齢化が進んでいきます、多くの方が、非常に長い高齢期を過ごすことになります、本書により、高齢の方々の日々何を考えいるのかを知っていただき、ご自分が老いたときの生き方を考えていただくきっかけになれば幸いです。認知機能的な側面でいえば、記憶を一つひとつたどっていくことで、正確に話が思い出せるということもありそうです、ですから、「話を短くして下さい」とか「話をまとめて下さい」とお願いしても、できない可能性があります。「こんなこと何で話すんだろう」と思っていても、まわりまわって、最後にそれが主題に結びつくということがけっこうあります、「話が長い」と感じるか
Posted by ブクログ
100歳の境地。「生涯現役」とは異なる価値観、感じ方ってすごいなぁ。
タイトルと内容が乖離しているように思うが、その主張は大変に興味深いものでした。
・高齢者心理学では、高齢になるほど、病気は増えるが、自己評価の健康度は若い人とほとんどかわらない。
・「世代性」の向上は、統合性や利他性の向上とも関係している。
・ハンナらは、エリクソンの八段階のそれぞれの達成度を測定した結果、各段階の達成の度合いには有意な正の相関があることを示した。
・同居している子どもが居る人よりも、別居している子どもがいる人の方が老年的超越が高い。
・老年的超越は「年齢」ほど強い相関を持つ要素はない。
・長寿と一番関係
Posted by ブクログ
タイトルの答えを見つけたい。と思って、読み始めた方は、第1章の早い段階で、なんか雰囲気違うぞ。と思うと思う。
私も、そんな一人だったが、楽しく読めた。
この本で、とても参考になったのは、エリクソンの心理社会的発達理論の第9段階があったこと。
そして、トルンスタムが「老年的超越」概念を提唱したことと、「老年的超越」の中身を知ることができたこと。
「老年的超越」とは、
⚫︎身体的な健康を重視しない
⚫︎外に向けた活動を重視しない
⚫︎社会的役割を重視しない
⚫︎社会的ネットワークの縮小にこだわらない
今の自分には、正直考えられない価値観であり、戸惑いを感じてしまったが、その戸惑いこそ、高齢者
Posted by ブクログ
タイトルから、お年寄りの特性を嗤うような本に見えなくもない(いや、僕もそう思ってたんだけど)。けど、早合点でした。すみません。
「長くなる理由」も書かれてはいるけれど、それ以上に老人になるとどのように心境が変化していくかが、非常にわかりやすく納得できる形で書かれている。本題はあきらかにサブタイトル側にある。まあ新書のお約束のようなものか。
何かができなくなるということは不幸だ、という考え方が支配的だけれど、老人は必ずしもそうではなく、出来ない中でも出来ることを見つける、あるいは出来無くても全然OKという、違う価値観で幸せに生きる人たちがいる。
明日目を覚まさないかもしれない。