献本でいただいた一冊。
表紙の、空と海が織りなす青の世界に、まずは引き込まれました。
撮影したのは研究船「みらい」の乗り込んでいる3名の研究者。
熱帯から北極、そして南極へ、文字通り、
地球を股にかけた航海の中で撮り溜めた写真となります。
普通では絶対に見ることができない、空と海、
そしてその
...続きを読む境目から立ち上る色彩の美しさ。
波の無い“鏡の海”、天使の梯子、緑の太陽、
ブルーモメント、オーロラ、流氷、深夜の夕焼け、、
“地球”という存在の大きさと、美しさ、
悠久の時を経て浮かび上がってくる、その景観たち。
こんな景色に出会うために、研究者になる
それもまたロマンでしょうか、なんて。
面白いのは、写真とにワンポイント解説がある点、
変に小難しくなく、非常にわかりやすい内容となっています。
研究の成果を“普遍的な言葉”で伝える、
これもまた研究の社会的使命の一つでしょう。
それができないのであれば“研究”をしているとは言えない、
職業柄、そんな風にも感じることも増えています。
子どもにも“自然と”手に取ってもらいたいな、と思います。
ん、『宇宙飛行』と並べて本棚に並べておきたいと思います。