牧野鈴子の作品一覧
「牧野鈴子」の「黒ばらさんの七つの魔法」「黒ばらさんの魔法の旅だち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「牧野鈴子」の「黒ばらさんの七つの魔法」「黒ばらさんの魔法の旅だち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
小学生の頃、装丁の美しさに惹かれて手に取った大好きな本の続編。続編が出てるなんて!と驚き嬉しくなって読み進めたのだけれど、児童文学といって侮るなかれ。易しい文章で書かれているけれど、妖精女王の理不尽な残酷さや、幼い子供の入れ替わりや、黒バラさん自身のとても哀しくて切ない若い日々のことなど、あれ?これ児童文学だよね?と二度見するようなビターなエピソードも多かった。当時はそんなことあまり気にせずに読んでたと思うのだけれど、子供向けだからと言って子供を侮ることなく現実世界の大変さを描いていたところも、当時惹かれた理由だったのかしら、と思った。
Posted by ブクログ
七つの魔法、よりこちらの方が好き。子どもだったらもっと楽しめただろうなと思う。挿絵も表紙も美しい本。
前作もそうだったけれど、妙に現実的だったり日本的な
要素や言葉が散見されるのが気になる
妖精の王様と魔女の関係が不倫関係を連想させたり(小学生読者はそこまで思わないだろうけど)妖精の国の明かりが灯篭だったり、スキデンユキデンの名前の由来なども、急に日本的なものが入り込むので世界観がよくわからなくなることがある。
植物、食べ物、香りなどの描写が丁寧なところや、おっちょこちょいでユーモラスな黒ばらさんのキャラクターなどはちょっとクレヨン王国シリーズを思い出した。