作品一覧

  • 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲
    4.4
    1巻596円 (税込)
    著者は言う。「率直に言って、わたしはヤクザは嫌いである。しかし、個々人で見ると、どうしてあの人たちはあんなに魅力があるのだろう」--得体の知れない魅力にとりつかれ、取材を重ねたヤクザの世界。日本映画屈指の名作「仁義なき戦い」の脚本家が、「社会の屑」と呼ばれ、ひとたび葬られたら二度と掘り起こされない男たちの闇と狂気を描き出す。
  • シナリオ仁義なき戦い 仁義なき戦い 広島死闘篇  代理戦争  頂上作戦
    値引きあり
    3.3
    1巻457円 (税込)
    昭和22年、復員後ぶらぶらしていた広能昌三(菅原文太)は闇市で暴れる男を射殺、刑務所送りになったことから暴力社会に身を置く。以来20年、血で血を洗う、広島ヤクザ抗争の火蓋が切って落とされた。暗殺、裏切り、復讐、非業の死、力の均衡のみならず、暴力の抒情、男女の愚かしさまでを活写し、戦後日本の現実と人間を描ききったアウトロー映画の傑作。 ※閲覧する環境によっては、収録画像に網がかかったように表示される場合があります。予めご了承ください。

ユーザーレビュー

  • 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

    Posted by ブクログ

    この本は ヤクザの実像と 映画で作り上げられた ヤクザの虚像の
    間を 具体的に 取材しながら、そして 映画シナリオとして
    作り上げていく 苦心を つづっていく。
    そのなかで、日本というものが 浮き彫りになっているのが
    何とも言えず、心憎いほどの 編集力である。

    男の中の男がいなくなった。
    という嘆きが なんともいえなかった。
    戦争を体験して むごたらしい現実をくぐり抜けてきた人と
    安穏とした 平和の中で、人を殺す ということも、
    戦争をする ということも、経験してこなかったことは、
    幸せであると同時に、修羅場を経験していないことでの
    人間形成のものたりさも感じるのである。

    ヤクザのトップの

    0
    2018年03月05日
  • 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

    Posted by ブクログ

     復刊しているのを知らず、古本で買ってしまいました。これで二回目の復刊です。
    ということは、やっぱり名著だということですね。

     ちなみに幻冬舎版は絶版です。

     著者は東映で数々の脚本を書いてヒットを飛ばし続けた名脚本化。最も有名な
    のは、やはり「仁義なき戦い」でしょう。

     時代劇〜任侠〜実録路線といった流れでその緻密で精力的で危険な取材秘話
    などを、ヤクザの変遷を実録的に読ませてくれる。

     非常に興味深く面白く読めました。

     自信の軍隊経験も交え、ばくち打ち(ヤクザ)と軍隊の関係などほんとにおもしろい。

     東映ファン必読。

    0
    2009年10月04日
  • シナリオ仁義なき戦い 仁義なき戦い 広島死闘篇  代理戦争  頂上作戦

    Posted by ブクログ

    二十年にわたって血で血を洗う抗争を続けた広島やくざ。暗殺、裏切り、復讐、非業の死、力の均衡だけでなく、暴力の抒情、男女の愚かしさを活写し、戦後日本の現実と人間を描ききった傑作ヤクザ映画シリーズ「仁義なき戦い」のシナリオを、第1作から「仁義なき戦い頂上作戦」まで収録。また「仁義なき戦い」シリーズ制作の裏側を振り返る「「仁義なき戦い」の300日」も収録。

    「仁義なき戦い」シリーズのシナリオでは、ヤクザの心情が生々しく描く広島弁のセリフをじっくりと楽しめる。
    また「「仁義なき戦い」の300日」では、原作となったルポ「仁義なき戦い」の取材相手である美能幸三氏との緊張の初対面、どの程度実録に近づけてス

    0
    2023年11月05日
  • 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     『仁義なき戦い』シリーズを見返しており、関連本だと思って読んだのだけど『仁義~』に触れているのは後ろの方のほんのちょっとだった。しかし、直接『仁義~』には触れなくても、ヤクザや任侠などについてはたっぷり書かれており、その筋の人たちの習慣や気風などはとても参考になる。しかも内容がかなりとんでもなくて面白い。

    0
    2020年02月28日
  • 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

    Posted by ブクログ

    「破滅の美学~ヤクザ映画への鎮魂曲~」
    これ、本のタイトルが、あまりにもひどいと思いませんか?
    読んだら、けっこう面白い素敵な本なんです。タイトルがあんまりだよなあ...。
    せめて、「ヤクザ映画の素敵な舞台裏」みたいなニュアンスとか、「仁義なく戦うおかしな面々」とか、そういう感じにした方が、客層が広がるのでは...。
    1997年に幻冬舎から出し直した本だそうなので、そのときにもうちょっと、何とかならなかったのかなあ...。
    #
    高倉健さん主演の「日本侠客伝」という映画が1964年。
    これが、健さんをスターに押しあげて、以降の任侠映画やくざ映画のブームの先駆け。
    それから大まかに言うと、「任侠映

    0
    2017年01月31日

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