レイモンド・P・シェインドリンの作品一覧

「レイモンド・P・シェインドリン」の「ユダヤ人の歴史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ユダヤ人の歴史
    4.1
    世界をまたにかけて移動し、世界中の人々に影響を与え続けているユダヤ人の起源から現代までの三千年以上にわたる歴史を、簡潔に理解できる入門書。各時代における有力なユダヤ人社会を体系的に見通し、その変容を追う。オックスフォード大学出版局の叢書にもおさめられている基本図書。多数の図版と年譜、コラムを収録。

ユーザーレビュー

  • ユダヤ人の歴史

    Posted by ブクログ

    人とは何か、世界とは何か、という二つの問いへの探求が、つまり自分の中への疑問と、外への疑問が、あらゆるモチベーションであり、芸術や運動や科学であるし、どちらの問いに依存するか、というのが、理系か文系か、というような糞脳野郎の分類よりも、正しい選り分けに思うのだけど、僕はそのどちらにも興味が尽きず、で、じゃあ、人への問いへの探求の、究極は、詩と歴史とのあたりにありそうだというのが、最近勝手に思ってることで。

    民族の共有する物語を宗教とするなら、イスラエル建国に、大政奉還を重ねて考えてみたりしたくなるのだけど。

    まぁ、とにかく、今の世界情勢のひとつがわかりやすくなる本でした。

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    2018年11月24日
  • ユダヤ人の歴史

    Posted by ブクログ

    ブルックリンにあるハシディックのユダヤ教徒のツアーに参加し、改めてユダヤ人の歴史を知る必要があると思った。
    ツアーの中で何度もトーラ(モーセ五書)が話題になったのだが、自分の勉強不足で知識が追い付かない。
    モーセの十戒や旧約聖書のことはおぼろげに理解しているのだが、体系立てて理解ができていない。
    本著はユダヤ人の起原から現代まで約三千年以上に亘る通史を入門書的に著したものなのでとても分かりやすい。
    ユダヤ人は世界各地に拡散しているのだが、例えば、何故、ロシア東欧にあれだけの移住が起こったか、歴史を追うとその背景がよく理解できる。
    ユダヤ人の歴史は迫害の連続で、途中、読むのも辛くなる程の内容なの

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    2016年11月27日
  • ユダヤ人の歴史

    Posted by ブクログ

    米国在住のユダヤ人でラビである著者が、ユダヤ人の歴史を、旧約聖書の出エジプトから20世紀の終わりまで概観している。パレスチナだけでなく、中東やヨーロッパを含む世界中のディアスポラ社会の変遷を辿っている。体系的で読み易く、断片的な知識を整理するのに大変役立った。建国後のアラブ諸国との確執についても、変にイスラエルびいきではなく、冷静中立な筆致で好感が持てた。入門書として、教科書としてお勧めできる。ヘブライ語についてのコラムが興味深かった。

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    2015年08月30日
  • ユダヤ人の歴史

    Posted by ブクログ

    紀元前1000年から現在までの約3000年のユダヤ人の歴史。ユダヤという一つの民族が非常に長い歴史を持つ。そしてそれは繁栄の歴史ではなく苦難に満ちている。しかしその歴史はとても魅惑的だ。

    近代において、ユダヤ人の最も大きな業績はイスラエル国家の建国だが、ヘブライ語の復活を著者は強調する。いまだかつて歴史上、いったん話し言葉として使われなくなった言語が長い時代を経てまた使われるようになった言語はヘブライ語以外にない。ヘブライ語の復活は文化的な偉業。
    ヘブライ語は話し言葉として使われなくなったが、ヘブライ語で旧約聖書とラビの教えを日常的に生涯にわたって学ぶことをユダヤ教の務めとした。このため、異

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    2025年04月20日
  • ユダヤ人の歴史

    Posted by ブクログ

    ユダヤ人はどこから来てなんで迫害されてきたのかということを知れたのでよかった。高校生の時分にもそれで世界史を選ばなかったのだけれど、カタカナの固有名詞が増えるとびっくりするくらい頭に入ってこなくてびっくりした

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    2024年06月29日

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