作品一覧

  • 今宵、喫茶店メリエスで上映会を
    3.4
    1巻572円 (税込)
    思い出の詰まった商店街と映画を上映する喫茶店“メリエス”の寂れた姿を目にした亜樹。身の回りの不思議を店主・野川さんに相談しつつ、“メリエス”の復興を目指す亜樹は、自分を見つめなおしていく…。
  • 忍者大戦 黒ノ巻
    3.0
    1巻770円 (税込)
    戦国時代には数々の合戦の舞台裏で、徳川の治世にはその政の背後で、彼らは密かに戦い続けていた――。伊賀、甲賀、軒猿……時に密命を受け、時に自らの意思で死地へと飛びこんでゆく忍者たち。秘術を尽くした激烈な死闘に息を呑み、仁義なき騙しあいに手に汗握る。本格ミステリーの手練れたちが全編新作書下ろしで贈る、謎に彩られたスーパー忍者活劇全五編!
  • 眼鏡屋は消えた
    3.7
    1巻804円 (税込)
    部室で目覚めると、8年間の記憶が失われ高校時代に逆戻り。あたしを先生と呼ぶ生徒のおかげで、母校で教師をしているらしいことは分かった。しかも親友の実綺は高2の文化祭直前に亡くなっているなんて――。二人で演劇部として『眼鏡屋は消えた』を上演させるべく盛り上がっていたのに何が原因で? 今年の文化祭で念願の『眼鏡屋は消えた』を実演させるため、あたしは事件の真相を探ることを頼んだ。もっとも苦手とする、イケメンの同級生・戸川涼介に。青春時代の甘く切ない事件を、ハイテンションの筆致で綴る、第21回鮎川哲也賞受賞作。
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~
    3.3
    1~2巻935円 (税込)
    ある朝、川越城の外堀に浮かべられた一艘の紙の舟。日ごとに増えていくそれが意味するものとは? 若き茶坊主が謎の解明に乗り出す「紙の舟が運ぶもの」。夜ごと、江戸城大奥で赤子の泣き声がするという。解決を命じられた伊賀組の若者を待ち受ける運命を描く「大奥の幽霊」。東日本各地の城を舞台に、気鋭のミステリー作家らが競作する書下ろし作品全5編を収録!
  • ヤオと七つの時空の謎
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    飛鳥、平安、鎌倉、戦国、江戸、明治……さまざまな時代を巡って少女ヤオが遭遇する七つの謎!! 七人の実力派作家が紡ぐ歴史ミステリーアンソロジー 歴史を映す〈鏡〉が崩壊したとき、世界は狂い始めた――。人々が“電子の言葉”に襲われる中、ただ一人異変を免れた本好きの少女ヤオは、飛び散った〈鏡〉のかけらを集め、平穏を取り戻すべく時空の旅に出発する。そこでは、時代ごとにさまざまな事件が彼女を待っていた……。

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  • 皆殺しの家
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    夏の海に浮かぶ氷付けの屍体!まっ白な雪原に浮かぶ妖精の足跡! 開けた採石場跡地で発見された奇妙な転落屍体! 不可能犯罪連発の奇想ミステリー劇場開幕!! 警視庁の刑事である小倉亜季。同じく刑事だった亡くなった兄が自宅に匿っていたのは親友でもあり三人を殺害し指名手配犯の久能だった。 兄の遺志を受け継ぎ久能を地下牢に匿ったが、亜季のころになり外界との接点を遮断され暇をもてあました久能は亜季の知る不可解な謎を要求してきた。

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  • 千年ゲーム
    -
    1巻2,310円 (税込)
    存在するかもわからない都市伝説のようなゲーム「千年王国」。それをプレイすると言った者が次々と失踪していく……! その謎を追って辿り着いた、この世界の真相とは? 行方不明になっていた高校生の少年、結樹が突然あらわれ、友人である鋭人に一緒にインディーゲーム「千年王国」をプレイしようと誘ってくる。担任の木内は自分がそれを調べると言い、鋭人の代わりにプレイすると告げたまま失踪した。「千年王国」とはどんなゲームなのか、失踪した木内はどこにいるのか、謎を解くため鋭人は結樹の誘いに乗ることにする。すると想像もしていなかった奇妙な状況に巻き込まれていく。

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ユーザーレビュー

  • 眼鏡屋は消えた

    Posted by ブクログ

    「論理的な謎解きの過程の面白さ」が感じられる小説。
    揃った情報から論理的に考えられるかが勝負!おもしろい作品でした。

    0
    2019年01月02日
  • 眼鏡屋は消えた

    Posted by ブクログ

    例によって表紙買い。この作者の小説は初めて読みましたが面白かったです! こんな風に、理屈で進めていくものは読んでいて爽快感があり、こういうの好きだなあと再確認。もう一人探偵役がいて、主人公がおもに動き回る安楽椅子探偵ものですが、主人公が記憶を失っていることが引っ掛かりを生んでいます。当時のきみはそんなことしなかったのに、なぜ今、突き止めようとするのか? 問いを投げかけられるたび、真相究明はいったん停止しますが、おかげで読者も情報を整理できます。明らかになる真相に多少のモヤモヤ感はあるものの、人生ってそういうものだよね、とも思えます。その分、ラストの主人公の様子には溜飲が下がる思いでした。

    0
    2015年06月17日
  • 御城の事件~〈東日本篇〉~

    Posted by ブクログ

    贅沢なアンソロジー。
    お城好きにはたまらない。
    特に、冒頭の高橋由太さんの作品が私好み。
    大奥という特殊な世界で繰り広げられるドラマ。
    あのラストはたまらない。
    くぅぅぅ。
    他の作品も、バラエティに富んでいる。
    伝奇的なものあり、アリバイ崩し的なものあり。
    これがアンソロジーの醍醐味。

    0
    2020年05月02日
  • 今宵、喫茶店メリエスで上映会を

    Posted by ブクログ

    喫茶店で映画でちょいミステリ。
    「スタンド・バイ・ミー」しか観てへん…。
    その他の映画も観たいけど、「ミツバチのささやき」はいつまで経っても借りられへんのよなー。買ったらいくらだろと調べたら高ッ!どないなってんのん。UK版買うしかないのか。

    0
    2014年10月25日
  • 眼鏡屋は消えた

    Posted by ブクログ

    記憶障害に伴って、主人公の時間が高校時代から8年間飛んだ形になっているので、どこか北村薫の「スキップ」を彷彿させるテーマです。ただし、こちらの小説の主人公はやたらにテンションが高いです。文章が一人称で書かれているあたりから、この主人公はどこか新井素子作品ぽい雰囲気もあります。無題に前向きだし。
    前例作品を挙げていますが、本作が二番煎じかというとそんなことはなくて、一見不可能とさえ思える謎の提示、そしてその解決はなかなか見事です。解決編が始まる31章にあえて【解決編」と入れているあたり、読者への挑戦の意図も伺えます。
    主人公のテンションについて行くのに少し慣れが必要でしたが、いろいろと明らかにな

    0
    2014年10月19日

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