作品一覧

ユーザーレビュー

  • 四日目の裁判官 司法の小窓から見た事件と世間

    Posted by ブクログ

    妙に可愛い表紙だけど、加藤さんもなかなかお茶目な方なんだろうなぁというお人柄が滲み出るエッセイ集。判決の付言とか和解の勧め方とか、紛争解決に向けた想いを、内に秘めるのではなく、きちんと当事者らに伝えているのが良かった。
    もともと裁判官が何を考えているのかを一般向けに広報するために書いていた連載とのこと。法や裁判の面白みが伝わってくる。
    高裁裁判長の1日の紹介とか、ニッチで、書くと全然面白みもない1日なのだけど、リアル過ぎて、逆にサービス精神旺盛だなと笑った。淡々とした1日でも、実際には人間ドラマが濃縮されていて、そのあたりの出し汁は思う存分、ほかの部分のエッセイで楽しめる。

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    2024年07月07日
  • 法律書では学べない 弁護士が知っておきたい企業人事労務のリアル

    Posted by ブクログ

    足掛け丸二年、やっと読み終わった。同じ法律事務所にいるのかな、この二人、その二人が元裁判官と現役弁護士の立場で色々なテーマのもと対談しているのだが、あとがきで弁護士が言うように、人事労務の世界はほんとに法律だけで解決できるものでは全然ないことは確かだ。もちろん法律の正しい理解と要件事実の確実な認識が必要なのだが、日常起きる労務のトラブルはそういうことだけでなく、ほんとに人と人、そしてその人の生活、経験そういう法律では計り知れない部分の把握や考察が、トラブルをどのように解決していくかに関わってくるんだよな。
    この仕事についてはや十八年、人生の三分の一はここに費やしていることになるのだけれど、未だ

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    2022年12月13日
  • 四日目の裁判官 司法の小窓から見た事件と世間

    Posted by ブクログ

    裁判官の書いた話しは専門用語もたくさんあってやたらと難しいけど、世の中には揉め事が山のようにあって、法律はその解決のために整備されていると言うことがわかった。
    ただ人間の感情は法律の裁きではおさまらない。

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    2024年10月20日

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