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  • 麗しの子爵ときまじめな令嬢
    4.8
    カリスタは男爵の娘ながら、書物商として身を立てることにした。父亡きあと、男爵位は継げる者がいなかったため廃位となり、残された家族のために働くことを決意したのだ。しかし、父の生前から仕事をしていたにもかかわらず、女性というだけで依頼は激減し、生活は困窮する一方。そんなある日、レクストン子爵ドミニクから蔵書を整理してほしいとの大きな仕事が舞い込む。張り切るカリスタだったが、問題は依頼主のドミニクだった。彼は美しすぎる容姿を持ち、“恋の達人【ルビ:マスター・オブ・ラブ】”と呼ばれるほど女性との噂が絶えない。軽薄な男性だと思うのに、カリスタは見つめられるたびに落ち着かない気分になってしまう。やがて、彼女は放蕩者の仮面の下に、意外な一面を知る。実はドミニクは、本と学問を愛していたのだ。ドミニクも、カリスタに振り回されつつ、惹かれていくが、長年の仮面を脱ぐことができない……。きまじめすぎる令嬢と、本当は一途な子爵の恋の行方は……?

ユーザーレビュー

  • 麗しの子爵ときまじめな令嬢

    ネタバレ 購入済み

    一家を支え働く令嬢の恋の行方

    社交会一の恋愛の浮き名を流すヒーローが、家族を支えるために女一人で商売をする蔵書大好き生真面目なヒロインを口説くシーンは微笑ましく、ヒロインも彼の魅力には抗えなくなります。そして彼の学問好きの面を見つけ、真の姿を知り愛するようになります。

    #ハッピー #ほのぼの

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    2021年08月24日
  • 麗しの子爵ときまじめな令嬢

    Posted by ブクログ

    美しすぎる外見をもった子爵、ドミニクは叔父から大量の蔵書を贈られる。条件として推薦する司書をつける事。その司書が、男爵の父亡き後、書物商として家族を1人で支えるカリスタだった。お互い一目惚れなんだろうけど、女性との噂が豊富なドミニクの態度に今一歩踏み込めないカリスタだが、ドミニクの隠された一面に気付く。今回の最大の障壁は2人が長年のうちに作ってしまった「仮面」やら「責任感」。最後のカリスタのビラ配り作戦、めっちゃ怒られるかと思ったら…(笑)今回のヒロイン、めちゃくちゃ良かった!

    0
    2017年04月13日

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