作品一覧

  • 「統一朝鮮」は日本の災難
    3.7
    1巻1,375円 (税込)
    ・米朝取引は歴史の流れを不可逆的に変えた。 ・「自由韓国の死」がもたらす地政学的大変化を徹底予言。 ・在韓米軍撤退と米中衝突にともなう、韓北中「反日」トライアングルの完成は、日本の安全保障環境を国難級の危機にさらす。 ・左翼政権の外皮をまとった、東洋的専制国家群のダークサイドが日本を襲う。韓国はすでに「自由からの逃走」と「民主主義的多数決の放棄」の誘惑に負けてしまった。 ・覚醒した日本国民がこの悪影響をはね返し、近代社会と自由を守るには、隣国のたどった轍(てつ)を踏まないようにしなければならない。 ・朝鮮半島史の第一級の専門家による、これ以上ないほど客観的な現状分析。 「南北統一などという事態になれば、専制権力で資本主義といった、中国と似た国が誕生する可能性がある。民主主義時代にその恩恵を受け、もはや専制政治に耐えられなくなった民衆が、自由主義圏めざし大量に遁走を始めたならば一体どうするのだろうか」(本文より)
  • 使える哲学
    -
    1巻1,650円 (税込)
    西洋の哲学書を読んでいると、わかりにくいところにぶつかる。 翻訳によって無理やりつくられた哲学用語が難解なせいもあるが、西洋人の思考の根本的なところが、日本人には腑に落ちないのではないか。 では、それはいったい何なのか?  著者が気づいたのは、西洋人の思考には「向こう側」の世界というものが存在するということだった。 「向こう側」というと「あの世」とか「神の存在する世界」とか思うかもしれないが、そうではない。 西洋人の思考では、われわれの五感に感じる世界は「こちら側」で、こちらからは見えない、感じられない「向こう側」の世界というものがあるらしいのだ。 その「向こう側」は日本人の考える「あの世」ではなく、「この世」に属する。そして神のいる世界につながっているのである。 「向こう側」にはわれわれには感じられないが、「こちら側」の世界の根拠になるようなものが存在している。そう考える西洋人は「向こう側」を探求し、目に見えない、感じられない物質の存在を発見し、近代科学を興隆させた。 しかし、そのように近代科学を発展させるのに貢献したのは西洋哲学の中でもイギリスの哲学だった。明治以来日本で重んじられてきた、カントやヘーゲル、フッサールなどのドイツ哲学は「向こう側」を否定し「こちら側」だけで教養を磨けば精神の高みに到達できると説き、近代科学に貢献しないばかりか、人々をいたずらに観念に迷わせることになったのだった。 では「向こう側」をどのようにすれば知ることができるのだろう? 著者によれば「向こう側」を知る方法には「直感・超越」「にじり寄り」「マーカー総ざらい」といった方法ものがある。 たとえばビル・ゲイツがソフトウェアとハードウェアを分けることを思いついたのは「直観」であり、グーグルの創業者の発想は「マーカー総ざらい」となる。 「向こう側」へのアプローチは近代科学を興隆させたが、現代でもビジネスの現場でイノベーションが起こることに貢献しているのだ。 また「向こう側」の根拠を考えるようにすれば、生きている意味や仕事をしている意味を実感できるようになっていく。ただしそれには個々の「自分」が生きている意味や働く意味ではなく、人間の根拠であり自分の従事している業種の根拠を考えることだ。 哲学が真理を教えるものだというのもドイツ哲学の悪い影響である。哲学というのはただ、哲学者が人を説得しようとしている話を聞く(読む)というだけで、別に真理を教えているわけではない。もしそこに自分にとって役立つ考え方があったら、それを利用すればよいだけなのだ。 本書は、哲学を「学ぶ」のでも「信じる」のでもなく「使う」ことを読者に勧めるためのものだ。ビジネスパーソンでも医師でも、教師でも学生でも主婦でも、それぞれの場所で「向こう側」を探求して、イノベーションを起こしていっていただきたい。
  • ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか
    4.5
    なぜヨーロッパにのみ、近代科学を生み出す思想が発達したのだろうか。それは「この世」の向こう側を探る哲学的思考が、ヨーロッパにのみ発展したからなのだ。人間の感覚器官で接することのできる事物の背後(=向こう側)に、西洋人は何を見出してきたのだろうか。バークリ、カント、フッサール、ハイデガー、ニーチェ、デリダらが繰り広げてきた知的格闘をめぐって、生徒との10の問答でその論点を明らかにし、解説を加える。独自の視点と思索による、思想史再構築の試み。
  • 「統一朝鮮」は日本の災難

    Posted by ブクログ

    基本的に別媒体での発言の再録(2010-18)とはいえ、まとめてもらえた方がありがたい。

    日韓歴史共同研究の被害者である著者は、自身の研究成果としての朝鮮の国家・民族の性質、考え方を自身の体験として確認するという不幸に見舞われている経緯からも、その言葉の裏付けは重いものである。

    ああ、朴槿恵の「告げ口外交」ってのは、まさに朝鮮民族の歴史的な裏付けのある行動(イガンヂル)なのねって。(わかってもうれしくないが)歴史的に裏付けがあるからと言って、韓国の非道・不法を容認する訳にはいかないので、はねつける以外の選択肢は一切無い訳。

    「わかりあえる」という幻想が一刻も一掃される事を、切に願うのみ。

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    2019年02月17日
  • ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか

    Posted by ブクログ

    本書における向こう側とこちら側の厳密な語彙の定義と使い方は置いといて、こちら側で生活する者にとって「向こう側感」を持つことは往々にしてあるのだろう。
    その「向こう側感」であるが、伝統的に西洋哲学ではイデア論を源流としてキリスト教にも受け継がれ、見えざる神からあふれ出る真理に迫ろうとしてきたことが本書で述べられる。向こう側との結節点である超越や直感の哲学的探検は、おそらく正しい認識への希求と表裏が一体で、何が近代科学を生んだかという副題のひとつの結論となるのだと思う。
    著者が大陸系のアプローチをあえてこき下ろし、英米型の分析哲学やプラグマティズム的な思考法を健全と捉えるのは日本の現状を憂いてのこ

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    2014年10月08日
  • ヨーロッパ思想を読み解く ――何が近代科学を生んだか

    Posted by ブクログ

    著者は筑波大教授。ヨーロッパ思想として、ニーチェやサルトル、デリダ等の哲学を紹介する。キーワードは「向こう側」か。この「向こう側」を探る哲学的思考がヨーロッパ特有とのこと。対話形式で読みやすい。「向こう側」をキーワードとして、アリストテレスやプラトン、ニーチェ、サルトル、デリダらの「向こう側」に対する立ち位置の違いにより思想の違いを説明。明快です。

    そういえば、昔よく読んでいた木田 元さんが、哲学というのはヨーロッパ特有の思想だ、というのをよく強調されていたことを思い出した。哲学と言うのはわかりにくいものだが、そもそもの問題意識が日本人にないものだから一層わからない。本書でも同様のことをいっ

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    2015年06月06日
  • 「統一朝鮮」は日本の災難

    Posted by ブクログ

    かの半島が、地政学的にもどん詰まりの廊下で、自国を守ることなんかとんでもできんことがこうなった原因であると。やむを得ないと。

    現在韓国がなんとか持っているのは、北ができたことで島国化したから。
    つい100年前まで古代で、ついぞ近代化ができなかった上に、回帰しつつある。統一される可能性は高くないが、どのシナリオにおいても、主役にはなれない。

    まあ、なんつか、非韓三原則の提唱者であるから、身もふたもないというか、ただ、特段憎しみもない。悲しくなることは変わりないが。

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    2021年08月12日
  • 「統一朝鮮」は日本の災難

    Posted by ブクログ

    朝鮮半島の山岳地帯は北東の方に集中している。西側初めてでほとんど平坦な土地。つまり守れない土地なのでまともな国家は成立しにくい。
    韓国は日本の敗戦により米軍が進駐してきて棚ぼた式に独立を得たため国家の正統性がない。
    国家の正統性をひねり出すために様々な虚偽を案出し続けた。
    歴史を捏造するしか方法がない。

    非常に分かりにくい本でした。
    読みにくい本です。

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    2019年09月29日

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