無色透明無味無臭の温泉よりも、ドロドロに濁って硫黄臭や石油臭の個性的な温泉のほうが好き。
湯船の底を掬えば手のひらいっぱいの湯の花をつかめる国見温泉のバスクリンのような緑色は衝撃的だった。
ほかにも、ミルキーブルーな滑川温泉の一軒宿は魅力的だし、
長湯温泉ガニ湯は橋の下で急ぎ素っ裸になって湯
...続きを読む船に駆け込んだ覚えがある。
川原毛大湯滝のように温泉が滝として流れ落ちて湯船になるところもある。
さて、秘湯である。
秘湯といっても、一軒宿もあるし、登山道から外れて谷を遡ってたどり着く管理されていない野湯もある。
紹介されている66湯は、そんな湯だ。
温泉の滝といえば、川原毛大湯滝、カムイワッカ湯の滝、鬼首温泉吹上温泉が思い浮かぶが、野湯の世界はより広い。
滝好きとしては、温泉の滝をもっと調査する必要があるなと思った。
ちなみに17年前、サイクリング同好会同期の野湯好きYに連れられて裸体写真を掲示板に貼られた甘湯新湯も掲載されています。