作品一覧

  • ねこのめ 六分儀の未来
    -
    1巻501円 (税込)
    ジゼルは目覚めた。―でも、どうして?フェルドワント・コルソでジゼルの記憶は消去されたはずなのに…。新しく書き込まれた記憶?じゃ、いまいるジゼルはなんなの。ジゼルはいったい何者なの?機械?それとも生きもの。みずからの存在のあやふやさにパニックに陥ったジゼルは、知らずに禁断の言葉を発してしまったらしい。E.R.F.コーポレーションの中で、とんでもない大騒動が始まってしまった…。ねぇ、アスラ、ジゼルはほんとーに何者なのさぁー。才気迸る新鋭が描く、燦きのコスミック・ファンタジー完結編。
  • ねこのめ 天秤の錯覚
    5.0
    1巻501円 (税込)
    ばかやろー。ウサギと間違えられるだけでも屈辱だっていうのに、こんなへんぴな惑星に無理矢理つれてこられて、そのうえ〈悪魔の使い〉呼ばわりされて殺されそうになるなんて、いくらジゼルが猫だからって、あんまりだー。ジゼルは猫型生体機械。飼い主は、衰退をめざす銀河文明のなかでただひとつ発展をつづける巨体企業E・R・Fコーポレーションの会長夫妻の娘、なつめだ。身体の弱いなつめのために、銀河のあちこちを見てまわり、内蔵のレコード装置に記録しようと、勇んで旅に出たとたんにこの大騒ぎだ。わけのわからぬ宮廷内闘争にまきこまれるし、ジゼルはいったいどうなっちゃうんだろう。ねえ、アスラ、なんとかしてよー。『ねこたま』『まさかな』につづく小林めぐみの長編小説。煌きのコスミック・ファンタジー。
  • ねこのめ 羅針盤の夢
    -
    1巻533円 (税込)
    もーっ、アスラのばかーっ。いいもの見せてやるって言われて、ジゼルはアスラとともに、ふたたび宇宙に旅立った。目的地は一般人立入禁止の惑星フェルドワント・コルソ。だが、途中立ち寄った惑星カヌーアで、またしてもジゼルはアスラとはぐれてしまった。その上、迷いこんだ“部屋”が宇宙へと飛びたってしまったのだ。気がつけば、ジゼルはどこともしれぬ都市の中にいた。でもこの都市、どこかヘンなんだ。いったいなにが…。煌きのコスミック・ファンタジー長編第2弾。
  • まさかな
    5.0
    1巻533円 (税込)
    謎の海面上昇により都市のほとんどが水没してしまった時代。それでも人々はたくましく生きていた…。“さかな!”―少女は言った。海洋物理学講座の〈使いっぱ〉リチャード・クレイ(通称ディック)は愕然とした。彼ら海洋物理学講座の面々は、秘密裡に飼っていた金魚(体長2メートル)の処置に困り、今朝、海に捨ててきたばかりだったのだ。なぜこの娘はそれを。凡人ディックは知るよしもなかった。この奇妙な能力を持つ少女沢田郁生との出会いが、巫女姫殺人事件、そして巨大魚にまつわる不思議な物語に巻き込まれていく、運命の一瞬であることを…。『ねこたま』でファンタジア大賞選考委員を驚愕させた小林めぐみが斬新な感覚で描く、未来派ファンタスティック長編。
  • ねこたま
    4.3
    1巻572円 (税込)
    時は、貴族社会が形骸化し、王侯貴族たちが、やることをなくしてしまった、そんな時代―。ルー・ヴァイアは王太子ガルタのお伴として人跡未踏の地、デルゾントに向かっていた。一行の目的はデルゾントのどこかに眠るという〈王女の卵〉の探索。だが、気化狼に襲われ、いきなり主従ふたりっきりになってしまった彼らの前に、奇妙な少女が現れる。伝説の魔獣ガシューに育てられたというその少女アクアクは、〈卵〉のありかを知っているというが…。安田均氏他選考委員が驚嘆した期待の新人。第二回ファンタジア長編小説大賞準入選作。
  • まさかな

    Posted by ブクログ

    久々に読み返す。
    やっぱり素敵だ。挿絵が似合いすぎだ。愕然とするほど大好きだ。文章が読みにくくても、やっぱりこのころの小林めぐみさんが好きだ。

    0
    2012年11月20日
  • ねこたま

    Posted by ブクログ

    過去に読んだ本。

    この本は、高校の時に初めて読んでめちゃめちゃツボにハマった本。
    お腹を抱えて笑ったのは、この本と『小説家の作り方』ぐらいだ。

    大学生になってから再読。同じポイントでウケてしまった。

    0
    2011年09月08日
  • ねこたま

    Posted by ブクログ

    王女の卵の探索中に出逢った伝説の魔獣に育てられた少女。
    奇妙なキャラクターが繰り出す奇妙な物語が奇妙な文体で綴られる奇妙な本。
    こんな奇妙な読書こそが、豊かな読書体験なのだろう。そんな贅沢な本なのです。

    0
    2020年08月22日
  • ねこたま

    Posted by ブクログ

    弱冠16歳にして書き上げたデビュー作だというのだから驚き!
    語彙も豊富・世界も出来上がっているから楽しく物語の世界に浸ることができた。
    ※プロローグにある、いきなり難解な用語の羅列はあまり気にしなくても世界に入っていくことができます。

    0
    2018年01月26日

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