あらすじ
時は、貴族社会が形骸化し、王侯貴族たちが、やることをなくしてしまった、そんな時代―。ルー・ヴァイアは王太子ガルタのお伴として人跡未踏の地、デルゾントに向かっていた。一行の目的はデルゾントのどこかに眠るという〈王女の卵〉の探索。だが、気化狼に襲われ、いきなり主従ふたりっきりになってしまった彼らの前に、奇妙な少女が現れる。伝説の魔獣ガシューに育てられたというその少女アクアクは、〈卵〉のありかを知っているというが…。安田均氏他選考委員が驚嘆した期待の新人。第二回ファンタジア長編小説大賞準入選作。
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Posted by ブクログ
過去に読んだ本。
この本は、高校の時に初めて読んでめちゃめちゃツボにハマった本。
お腹を抱えて笑ったのは、この本と『小説家の作り方』ぐらいだ。
大学生になってから再読。同じポイントでウケてしまった。
Posted by ブクログ
王女の卵の探索中に出逢った伝説の魔獣に育てられた少女。
奇妙なキャラクターが繰り出す奇妙な物語が奇妙な文体で綴られる奇妙な本。
こんな奇妙な読書こそが、豊かな読書体験なのだろう。そんな贅沢な本なのです。