市川ジュンの作品一覧
「市川ジュン」の「鬼国幻想」「アンタレス~明治時代の鹿鳴館に輝いた赤い星~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「市川ジュン」の「鬼国幻想」「アンタレス~明治時代の鹿鳴館に輝いた赤い星~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
鎌倉幕府を開いた征夷大将軍・源頼朝と、その妻・北条政子の波乱の生涯を描く。
蛭が小島の流人の身である14才の源頼朝と4才の政子は、実は幼い頃に出逢っていた。召し使いの制止にも関わらず、高い木に上って下りられなくなった政子に、「わたしが迎えに登りましょうか?それともとびおりられる?受けとめますから」と声をかける。そして政子は「自分の始末は自分でつけなきゃ」という頼朝の言葉にむっとなり、自分から飛び下りる。
それから16年、北条家で頼朝を預かる事になり、内心穏やかでない政子だが。
この小さい頃の出逢いが、後の雷雨をぬっての政子の駆け落ちの伏線となっている。受け止めてくれる頼朝を信じて、もう
Posted by ブクログ
明治時代、お雇い外国人ウィル=バートンの洋妾となった浜村梅は、彼の帰国と自分の妊娠を同時に知る。それから18年の月日が流れ、今は一人となった梅の遺児・杏は進路を決める時期にあった。
赤い髪と薄い瞳を持つ杏は、日本人でも、また西洋人でもない存在として、周囲から常に特異な視線で見つめ続けられ、差別されてきた。そんな彼女が、やがて自分の才能を生かす道を見つけ、鹿鳴館デビューを果たすまでを描くサクセスストーリー。母親・梅の生涯だけでも、一つの独立した作品になりそうで、全てを100ページで収めるには、もったいないような内容。内なる輝きで周囲を圧倒するヒロイン・杏が、その輝きと競おうとして近づいてくる