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ユーザーレビュー 一万年の旅路 PaulaUnderwood / 星川淳 口承の一万年物語 ユーラシア大陸からベーリング海峡を長い綱で渡り五大湖のほとりに達したモンゴロイドの一族 彼らはイロコイ族 常に学びを大切にし若い者も年取った者も同じく大切にする 他の民、動物や植物も自らと同等と考える 全ては学びの対象であって、見下すことなどしない 文化史であり一流の冒険...続きを読む物語でもある 歩く人々、変革する人々から学ぶことは大きく深い 古い記憶を口承するのは、未来の為に子どもたちのこどもたちのためにより良い選択をするため Posted by ブクログ 一万年の旅路 PaulaUnderwood / 星川淳 途方もない時間をかけて、途方もない距離を旅してきた民族。 彼らの根底にある「変わり続ける」という姿勢は、目まぐるしく状況が変わる現代において我々にも求められるものではないだろうか。 変化すること。 学びを継承すること。 階層を作らず民族全体で一体となること。 彼らが変化し続けた背景には、美しい物...続きを読む語ばかりではなく止むにやまれず変化を強いられた瞬間も数多くある。 異文化との衝突、天変地異。 時には、読んでいて胸が抉られるような悲しい局面にも出くわす。 圧倒的なスケールの本書からは、実に多くのことが学び取れる。 学ばないことがもたらす硬直、 変化がもたらす負の側面、 変化するものたちが変化しないものたちとどう接するのか… 壮大で感動的な旅に胸を打たれながら今を生き抜くための糧が得られるこの一冊は、その重厚な佇まいと対峙するだけの価値がある。 Posted by ブクログ 一万年の旅路 PaulaUnderwood / 星川淳 なんにもない、 道路もない、鉄道もない、船もない、 水道もない、電気もない、ガスもない なんにもない 一万年前に 人類はいた 固有名詞で語られる有名人などいない それでも、その知恵ある人々の風貌が まざまざと浮かんでくる 具体的な地名も全く出てこない それでも、一万年前はきっとこんな 地形、風景だ...続きを読むったのだろう と脳裏に描かれる その時の生きていた その時に存在していた 人たちの息遣いが伝わってくる ネイティブアメリカンの イロコイ族の人たちが 人から人へと 語り継がれている 今も生きている物語 Posted by ブクログ 一万年の旅路 PaulaUnderwood / 星川淳 これは過去最大級におもしろい本だった。 科学的ではない、トンデモ本だという指摘をする人もいるだろうが野暮というもの。 神話とは客観性を別にして人の営みにおいて大事なことことが物語として残されたものだとおもう。 アフリカでうまれて紅海にすみ、ユーラシアを横断して日本近辺にすみ、ベーリング海峡をわたりア...続きを読むラスカ、カナダを南下してアメリカに到達し五大湖周辺にいったイロコイ族の1万年にわたる口承伝承の記録。 特に印象てきだったのはベーリング海峡を渡る際に強いものが弱いものをまもるシーンと、バッファローをみつけた際にまず観察をして7代先の子孫に迷惑がかからないようにしたこと、こういったことにすさまじい智恵を感じた。 Posted by ブクログ 一万年の旅路 PaulaUnderwood / 星川淳 あまりにも詳細な米国のネイティブ(インディアン)の1万年前からの口承を文章化した記録。読後も本当か、創作かと半信半疑。凄い記録を私たちは発見したのかも知れない。しかし、創作だとすればこれまた凄いファンタジー!物語は時代も場所も分らない。恐らく1万年前一族<海辺の道を渡った民」の物語は始まる。ベーリン...続きを読むグ海を何と一本の綱で渡った52名。オハイオ湖に定着し、5つの国が出来るまで。途中で86歳の一族の老女がさらに遡り遠い昔を語る10万年前の話はアフリカ?からのアジアへの大移動を連想させる。正に人類の歴史そのものが口承で詳細に残されている!登場人物の名前も出ない。<前に進み出た男><知恵の娘><新しい文様を探る男><勇敢な兄弟たち>など形容詞付の名称のみ。<大いなる島><大海のほとり><美しい湖>などがどこを指しているのか連想することも楽しい。彼らが冒険心に溢れ、未開の地へ進んでいくその勇気、相互信頼、団結などが実際にあった姿であろうと思うと古い人類の素晴らしさに励まされ、また彼らを褒め称えたい。 Posted by ブクログ PaulaUnderwoodのレビューをもっと見る